Jビザの申請手続き~必要書類準備編①概略~
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
今回はアメリカ留学に欠かせないビザの手続きについてお話したいと思います。
我が家は今回Jビザを利用して渡米することになっています。
そもそもJビザとは
米国大使館のホームぺージによれば、Jビザとは、
交流訪問者プログラムの J ビザは、教育、芸術、科学の分野における人材、知識、技術の交流を促進するためのビザです。参加者には、あらゆる学術レベルの学生;企業、施設、機関、で実地訓練を受ける研修生;小学校、中学校、高等学校、専門学校の教師;大学レベルの機関で教育もしくは研究を行うために渡米する教授;研究者;医療分野の研修員;視察、会議、研究、研修、専門知識や技能の普及や実演、もしくは人材交流プログラムへの参加を目的として渡米する海外からの訪問者、などが含まれます。
今回我が旦那は、企業派遣による大学院留学なので、こちらのJビザを取得することとしました。留学生の場合は、大体JビザかFビザになると思うのですが、どちらも選べたため、今回はJビザでの申請を行うことにしました。
JビザとFビザの違いはこちら(↓)へどうぞ٩(ˊᗜˋ*)و。
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主要な申請者はJ-1ビザを、同行家族はJ-2ビザを取得することになります。なので、今回は留学生である我が旦那はJ-1ビザ、その妻おだちゃんはJ-2ビザを申請します。
さて、ビザの種類が決まればあとは淡々と手続きを進めていくのみです!
ビザ申請に必要な書類
ビザの申請にはいくつかの書類が必要で、留学予定の大学等から取り寄せなくてはいけない書類もあるので、早め早めに取り掛かることをお勧めします。
今回私たちは夫婦での渡米だったので、下記の書類を準備しました。
- 有効なパスポート
- 過去10年以内に発行された古いパスポート
- カラーの証明写真
- DS-2019の原本
- SEVIS費確認書
- 財政証明
- 主要申請者との関係を証明するもの
- おまけ:大学時代の成績証明書(英語)
それでは一つ一つ簡単に説明していきますね。
1.DS-160確認ページ
DS-160というのは、ビザ申請書のことで、申請にあたり基本的な情報、過去の渡米歴、入学先や滞在先の情報、などを入力するなが~~いフォームです。
入力に結構時間がかかるので、早めに取り掛かるのが良いと思います。
もちろん途中セーブもできます。
また、同行家族分それぞれ作成する必要があるので、同行者が多い方は結構な労力になるかと思います。おだちゃん家は我が旦那とおだちゃん二名分作成しました。
DS-160の書き方についてはこちら(↓)へどうぞ٩(ˊᗜˋ*)و
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2.有効なパスポート
パスポートは海外に行くための身分証明書として必須のものです。
ビザはパスポートの空いているページにベタっと貼ってくれます。滞在予定期間一杯有効なパスポートが必要となります。
※米国での滞在期間に加えて6ヶ月間有効なパスポートが本来必要となりますが、日本は国別協定を結んでいるため、滞在期間中有効なパスポートがあれば、プラス6か月有効でなくても良いようです。
※パスポートの有効期限が切れていてもビザが有効な場合は、渡航目的が同じ場合は新しいパスポートとビザの貼られた古いパスポートを両方持っていれば良いようです。
(参考:在日米国大使館米国ビザ申請FAQ
米国ビザ申請 | よくある質問 (FAQ) - 日本 (日本語))
3.過去10年以内に発行された古いパスポート
これも必要になるようです。
おだちゃんは趣味が旅行なこともあり、失効したパスポートをいくつか持っていたのですが、いかんせん普段は使わないもので、実家の引き出しや押し入れをひっくり返して何とか見つけました。
古いパスポートは失効した証に「VOID」という文字になるよう穴をあけられます。
古いパスポートなんて使わんやろ~と適当な扱いにしがちですが、こんな時のために大切にとっておいた方がよさそうです。
4.カラー証明写真
2インチ×2インチ(5センチ×5センチ)のカラーの白背景の写真一枚およびデータのアップロードが必要となります。
細かいサイズの規定などは下記のページに記載されています↓。
おだちゃんたちは写真館と証明写真機と迷い、データのダウンロードサービスとビザサイズ写真の撮影および背景色選択の可能な富士フィルムの証明写真ボックスで撮影した写真を使いました!
写真の撮影に関するお話はこちらへ(↓)どうぞ٩(ˊᗜˋ*)و
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5.DS-2019の原本
DS-2019というのは入学する予定の教育機関から発行してもらう書類です。
この書類は、要は「この人はうちの大学院のプログラムに正式に参加してますのでよろしく~」的なことを伝えるためのものなのです。
DS-2019は留学生本人の他に同行者がいる場合は、その分も発行してもらう必要があります。
ビザ発給にあたり、大使館の方もちゃんと申請者が正式な入学先があるのかを確認しなくてはいけないので、これはとても大事な書類になります。
ビザ面接用には原本が必要となりますので、面接までに早めに用意しておくとよいと思います。
DS-2019に関する細かい手続きやおだちゃんの体験談はこちら(↓)へどうぞ٩(ˊᗜˋ*)و
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6.SEVIS費確認書
SEVIS(学生・交流訪問者情報システム)というのは、
学生・交流訪問者情報システム(SEVIS)は、インターネットベースのシステムで、F、M、およびJビザの学生交流訪問者(およびその家族)が最初に書類(I- 20またはDS- 2019)を受け取ってから卒業/プログラム終了/または学校を辞めるまでを管理するシステムです。
このシステムに登録するために、お金を払う必要があり、それがSEVIS費です。SEVISはI-901とも呼ばれています。
SEVIS費は主たる申請者であるJ-1ビザ申請者のみ支払うことになっています。SEVIS IDは同行者であるJ-2ビザ申請者にも発行されますが、同行者は支払いの必要がないので、間違って支払ってしまわないように気を付けてくださいね。
また、支払いはビザ面接の3日前までに終えておく必要があるので、うっかり払い忘れて直前に支払うことの無いようにも要注意です!
SEVIS費の支払いに際しては、SEVIS-IDというNから始まる10桁の数字が必要となります。これはDS-2019の右上に書かれているので、こちらをそのまま使用します。
SEVIS費の支払いは下記のサイトで行います。
Department of Homeland Security - Form I-901
「SEVIS FEE」などと打つと一番上に出てくるのですが、ドメインが”.com”なので一瞬「怪しい!」ですが、こちらで合っています。(”.gov"じゃないのよ!)
費用を支払うと支払い確認書(SEVIS I-901 Payment Confirmation)がE-メールに送られてくるので、それを印刷して面接に持参します。また、サイト上でもメインページ右上の「Check I-901 status」をクリックして、SEVIS ID、姓、生年月日を入力すると支払い情報を見ることができ、そこからいつでも支払い確認書を印刷することができます。
ちなみにJビザの場合、費用は$220ですが、I-20発行で渡米するFビザなどの場合費用は$350だそうです。Jビザだとちょっと安くてお得ですね。(2021年6月時点)
7.財政証明
これは、アメリカの大学に入学して、生活していけるだけのお金が十分にありますよ、ということを証明するための書類です。企業派遣の場合は派遣元に一筆書いてもらう、そうでない場合は銀行残高が十分あることを示すかになると思います。
おだちゃん家はありがたいことに企業から学費と生活費を支出してもらえる企業派遣での留学だったので、派遣元に、我が旦那は「正式に選定された派遣者であり、必要経費を派遣元が負担する」旨記載した英文の財政支出証明書を発行してもらいました。
これに加え、我が旦那名義の銀行口座の残高証明書も念のため持参しました。我が旦那は三菱UFJ銀行に銀行口座を持っていたので、最寄りの支店に行き、英文での証明書発行手続きをお願いしました。発行には一週間程度かかるよ、と言われていたのですが、3日後には郵送で自宅に届けていただきました。仕事が早いです!
三菱UFJ銀行での残高証明書発行手続きについてはこちらをがご参照ください↓
8.主要申請者との関係を証明するもの
なんのこっちゃ、という感じですが、要は主要申請者であるJ-1ビザ申請者(我が旦那)とJ-2ビザ申請者(おだちゃん)がどういう関係なのか、ということを証明できる書類をだす、ということです。案内には「婚姻証明」や「出生証明」を用意するよう記載がありますが、戸籍謄本には婚姻の情報が記載されているので、戸籍謄本を用意すれば大丈夫です。
ただ、戸籍謄本を英文で発行してくれる自治体はあまりないと思うので、英訳を別途用意する必要があります。英訳については、プロに依頼しても良いかと思いますが、時間もお金もかかるので、自分で英訳してしまうのも一案かと思います。
米国大使館の案内にも「翻訳は公証されている必要はありません。また、プロの翻訳家によるものでなくても構いません。」と記載があります。(パスポート業務関係の案内ページにはなりますが、ビザ申請に関しても同じ扱いになると思います)
おだちゃんはネット上のテンプレートを利用して、自作しました。
英訳といっても、名前や地名、日付などをテンプレートに沿って英語で記載すればよいので、そこまでの労力ではありませんでした。
最後に翻訳者(おだちゃん)のサインと日付を記入すればいっちょあがりです。
テンプレートはこちらのサイト様のものを少しアレンジして使わせていただきました。
ありがとうございます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
※おだちゃんが申請した際は自作の英訳でもビザは取得できましたが、最新情報は大使館HP等で確認してくださいね。
9.おまけ:大学時代の成績証明書(英語)
こちらは必須ではありませんが、大学時代にしっかり成績を残していることを示せば、真面目な学生であり、渡米後もしっかり勉強するだろう、ということの証明の足しになるようです。我が旦那は、日本で大学、大学院を卒業していたので、念のため英語版の成績証明書を添付しました。成績証明書はアメリカの大学院受験の際に日本の大学から多めに取り寄せてあったので、その余りを使いました。
まとめ
さて、Jビザ申請手続きの概略をお話しましたがいかがだったでしょうか。
書類の準備が整ったら、いよいよ面接です!
面接のお話はまた別記事でさせていただきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪