おだちゃんの留学妻日記

ロサンゼルスに留学することになった夫に帯同する専業主婦の徒然なる日記です

MENU

Jビザの申請手続き~必要書類準備編②DS-2019の手配~

こんにちは!おだちゃんです!

 

今日はアメリカに留学する際に取得するJビザの申請手続きに欠かせないDS-2019という書類についてお話したいと思います。

f:id:odachan0824:20210609151539j:plain

 JビザとDS-2019とは

米国大使館のホームぺージによれば、Jビザとは、 

交流訪問者プログラムの J ビザは、教育、芸術、科学の分野における人材、知識、技術の交流を促進するためのビザです。参加者には、あらゆる学術レベルの学生;企業、施設、機関、で実地訓練を受ける研修生;小学校、中学校、高等学校、専門学校の教師;大学レベルの機関で教育もしくは研究を行うために渡米する教授;研究者;医療分野の研修員;視察、会議、研究、研修、専門知識や技能の普及や実演、もしくは人材交流プログラムへの参加を目的として渡米する海外からの訪問者、などが含まれます。

www.ustraveldocs.com

 

f:id:odachan0824:20210609151742j:plain

今回我が旦那は、企業派遣による大学院留学なので、こちらのJビザを取得することとしました。留学生の場合は、大体JビザかFビザになると思うのですが、どちらも選べたため、今回はJビザでの申請を行うことにしました。

JビザとFビザの違いについてはこちらへ(↓)どうぞ(/・ω・)/

 

hikkoshi-odachan.hatenablog.com

 

 

さて、このJビザをゲットするために必要不可欠なのが、DS-2019という教育機関から発行してもらう書類なのです!ものとしては、両面刷りの一枚紙です。A4より少し縦幅が小さく、横幅が若干大きいサイズです。

f:id:odachan0824:20210626135452p:plain

DS-2019のサンプル(引用元:https://secure.ssa.gov/poms.nsf/lnx/0110211380

この書類は、要は「この人はうちの大学院のプログラムに正式に参加してますのでよろしく~」的なことを伝えるためのものなのです。

 

DS-2019は留学生本人の他に同行者がいる場合は、その分も発行してもらう必要があります。なのでおだちゃん家では我が旦那とおだちゃん二人分発行してもらいました。

 

そしてDS-2019はアメリカ入国の際にも提示が求められるので、ビザを取得したらパスポートと一緒に大切に保管しておきましょう。

 

DS-2019に書いてあること

f:id:odachan0824:20210609152121j:plain

1.

本人の氏名、生年月日、出生地、国籍

Position CodeとPosition:どういった身分で在席するのかという情報です。我が旦那の場合は"214:University Graduate Students"と記載がありました。

・Primary Site of Activity:主な活動場所。大学院の住所が記載してありました。

・SEVIS ID:これは明確に"SEVIS ID"と書かれているわけではないのですが、書面の右上に「N」から始まる10桁の数字が書かれているので、これがSEVIS IDになります。ビザ申請時に度々必要となるIDなので確認しておくとよいと思います。

2.

・Proram Sponsor, Program Number:大学院の名前及び番号。

・Participating Program Official Description: プログラムの説明。教授、研究員などなどが列挙され、きちんと「修士課程の学生(STUDENT MASTERS)」、と記載されていました。

・Purpose of this form: このフォームの目的。「新しくプログラムをはじめるため、1名の近親者(おだちゃんのことですね!)が帯同する」("Begin new program; accompanied by number (1) of immediate family members")と書かれています。

3.

・Form Cover period:フォームの有効期限。後述しますが、サマープログラムの開始日から本科プログラムの終了までの期間が記載されています。

4.

・Exchange Visitor Category:どのカテゴリーでプログラムに参加するのか。我が夫は「修士課程の学生(STUDENT MASTERS)」と記載されていました。

・Subject Field/Code:参加プログラムの学科及びコード。

5.

・滞在期間中の経済的サポート源:我が旦那の場合は企業派遣なので、派遣元の情報が書かれていました。

6~7.

・Responsible Officer or Alternate Responsible Officer Attestation:大学の責任者の名前およびサイン

8.

・Statement of Responsible Officer for Releasing Sponsor(For Transfer of Program):プログラムを移籍する際の責任者による証明。我が旦那はプログラムの変更等はなかったのでフォームは空欄でした。

その他

アメリカの領事館または入国審査官のサイン欄:DS-2019を大学院から受け取った時点では空欄でした。

Travel Validation by Responsible Officer: 米国入国後に旅行をする場合の許可のサイン欄。こちらも当初空欄です。

・Exchange Visitor Certification:交流プログラム参加者のサイン欄。我が旦那がサインすべき箇所!もちろん当初空欄です。ビザ面接までにサインをします。なるべくパスポートのサインとそろえた方が良いようです。

・あとは裏面に、「HビザやLビザで再度アメリカに入国する場合は、プログラムが終わった後は2年は自分の国にいてね」、など様々な注意事項が書かれています。

f:id:odachan0824:20210626135531p:plain

DS-2019裏面のサンプル(引用元:https://secure.ssa.gov/poms.nsf/lnx/0110211380

 

DS-2019の発行手続き

これは基本的に入学予定の教育機関にお願いします。

1.大学のポータルでの申請手続き

2.帯同者の手続きについて

3.財政証明について

4.パスポートについて(申請後に変更があってもOK!)

 

f:id:odachan0824:20210609152219j:plain

1.大学のポータルでの申請手続き

大学や大学院の合格通知を受け取ったら、さまざま入学手続きに関する案内が来ると思いますが、その中で留学生には「DS-2019の発行の申請手続き」をするように案内があると思います。

我が旦那の場合は、合格通知を受け取り、入学の意思を示した("Statement of Intent to Register")後、大学院のポータルに登録するよう案内があり、そこにビザ関係の手続きのお願いのフォームも上がっていました。

ちなみに大学院のポータル上では、住所や郵送先などの個人情報の登録、授業の履修登録、大学寮の申請の案内など様々な情報や手続きが集約されています。全部電子化されていてすごいですね!(大学にもよるとは思いますが)

ポータル上でDS-2019申請フォームに沿って入力を進めていけば申請手続きは完了です。フォームには、DS-2019に表示される、氏名、生年月日、出生地等の情報を登録するとともに、パスポートや財政証明のアップロードが求められます。

2.帯同者の手続きについて

これも留学生本人の手続きと同時にやります。

DS-2019の発行手続き依頼の申請フォームに、帯同者がいる場合は、その情報も入力するように求められるのでフォームに従って入力しました。

留学生本人と同様の情報を入力するほか、本人との関係などを聞かれます。

パスポート情報は帯同者についても提出を求められますが財政証明は留学生本人の分だけ提出しました。それで問題はなかったのですが、おそらく帯同者分の生活費もまかなえるかは確認されていると思います。

3.財政証明について

財政証明は我が家の場合は企業派遣なので、派遣元にお願いして、派遣元が学費や生活費を支出することを記した財政支出証明書を英文で発行してもらいました。

またこのほか銀行残高証明書を提出して、十分な蓄えがあることを証明するという方法もあるようですが、今回は派遣元からの証明書だけでDS-2019は発行してもらえました。

4.パスポートについて(申請後に変更があってもOK!)

実は我が旦那のパスポートは有効期限が留学の間に切れてしまうこともあり、出国前に更新が必要だったのですが、申請に少し手間取ってしまい、DS-2019の発行手続き依頼をした時点では古いパスポートのままでした。

大学事務には今後パスポートを切り替える予定である旨を連絡した上でDS-2019の発行をお願いしたところ、「DS-2019は古いパスポート情報でも発行できるよ~。新しいパスポートが取得でき次第連絡くださ~い。」とお返事をいただきました。

その後新しいパスポートを取得し、パスポートのコピーを添付したメールを大学事務にに送り、先方からも了承の連絡をいただきました。

 

DS-2019の発行から受け取りまで

1.DS-2019の発行

DS-2019の申請手続きを終えたらあとは発行を待つのみです。

大学事務に聞いてみたところ、15営業日程度で発行してくれるとのことだったのですが、今回は15営業日よりも早めに発行してくれました。

ただしここはアメリカ。予定より早く発行してくれることは珍しく、さんざん大学事務に問い合わせをして急かしてなんとかぎりぎりに書類を手に入れた、という話も聞きます。

大学によっては夏季休暇などもあり、もっと時間がかかる場合もあると思うので、予定より遅くなることを前提に手続きは早めに進めることをお勧めします。

2.DS-2019の受け取り

さて、書類が無事に発行されたので、あとは受け取るだけです。

大学の事務から「書類を発行したので、郵送先住所教えて~」と聞かれたので、それをお伝えして送ってもらったのですが、少しトラブルがありました。

大学から書類を発送した旨連絡があり、追跡番号も事前に教えてもらえたので安心して待っていました。ちなみに郵送方法はFedExのInternational Priorityのメールでした。

FedExの追跡は下記のページでできます↓

www.fedex.com

追跡を行うと、発送の3日後には到着予定、とのことで「わお!思ったより早い!良かった~」と胸をなでおろしたのもつかの間、到着予定日になっても書類が届かないので確認してみると、

f:id:odachan0824:20210609154125p:plain

通関手続きによる遅延・輸入 コマーシャルインボイスの記載内容が不十分です」!?

どうしよう!!と思っていたら、FedExの方から旦那の方に連絡があり、どうやら宛先の氏名と内容物が記入されていなかったため、輸入の許可ができなかったようです。

その後内容物と受取人の氏名を伝えたところ、翌日には届けていただけました。

コマーシャルインボイスの記載不備により、数週間荷物が動かなかったという話も聞いたことがあったため、少しひやひやしたのですが、無事に受け取れてよかったです。

 しかし内容物と宛先氏名を書き忘れるなんてことあるんですね・・・笑

まとめ

以上「JビザとDS-2019とは」「DS-2019に書いてあること」「DS-2019の発行手続き」「DS-2019の発行から受け取りまで」についてご説明させていただきました!

具体的な手続きや内容などは学校などによっても変わると思いますので、ご自身の手続きをされる際は、大学のHPや事務局等でご確認くださいね。

何か追加情報やご指摘があればコメントくださるとうれしいです(*^_^*)