こんにちは！留学帯同妻おだちゃんです！
今回はアメリカのJビザの当日の様子について体験談を共有させていただきたいと思います。おだちゃんは東京にある米国大使館で2021年6月末に面接を受けました。
※追記
2021年9月21日～12月31日の期間F,M,Jビザを申し込む方で、一定の条件を満たしていれば、面接なし、郵送のみでビザの申請ができるようになったようです。
詳しくは下記大使館HPをご確認ください。
面接の予約についてはこちらで共有しているのでよろしければ見てみてくださいね(*´▽｀*)/
Jビザの申請手続き～面接編①面接の予約～
また面接当日流れについては、米国大使館の公式Youtubeにて詳しく解説されているので、見てみると良いと思います。
必要書類の準備
面接当日には以下の書類を用意し、以下の順番でクリアファイルにセットします。
【本人】
- 有効なパスポート（顔写真のページを開いて一番手前にセット）
- 過去10年以内に発行された古いパスポート（顔写真のページを開いて有効なパスポートの後ろにセット）
- DS-160確認ページ
- カラーの証明写真（DS-160確認ページに顔にテープがかからないようにとめる）
- DS-2019の原本
- SEVIS費確認書
- 財政証明
- 大学時代の成績証明書（英語）（任意）
- 面接の予約確認書（バーコードが確認できるページが見えるようにクリアファイルをひっくり返した一番後ろにセット）
【同行者】
- 有効なパスポート（顔写真のページを開いて一番手前にセット）
- 過去10年以内に発行された古いパスポート（顔写真のページを開いて有効なパスポートの後ろにセット）
- DS-160確認ページ
- カラーの証明写真（DS-160確認ページに顔にテープがかからないようにとめる）
- 戸籍謄本および英訳
また人によって準備する書類の種類は変わってくるので、必ず大使館のHPでご確認くださいね。
申請書本人と同行者のファイルは分けるように指示があるので、事前に分けて準備していった方が良いと思います。
面接当日に必要な書類の準備方法の概要についてはこちら(↓）で解説しているので、よろしければ見てみてくださいね(*´▽｀*)/
hikkoshi-odachan.hatenablog.com
当日持ち込んで良いもの
大使館には大きな荷物、飲み物、危険物を持ち込むことができません。預けられる場所もないので、できるだけ最低限の荷物で行くことをお勧めします。
持ち込める者は以下のものだけです。
- 携帯電話1台
- 手持ち可能なバッグ1点(25cmｘ25cm以下)
- ビザ申請関連書類が入った透明なクリアフォルダー
- 傘、ただし荷物検査前にセキュリティゲートの外の傘たてに置くこと
- ベビー用品（ミルク・おむつ・お湯など）
- ベビーカー（待合室の外に保管場所あり）
（参照）米国ビザ申請 | セキュリティ規制 - 日本 (日本語)
もし大きな荷物をどうしてももっていかなくてはいけない場合は、最寄り駅のコインロッカー等で預けてください。おだちゃんが利用した虎ノ門ヒルズ駅のA1出口には、地上に上ったところにコインロッカーがありました。
面接当日の流れ
①セキュリティチェック
面接予定時刻の15分前に大使館に到着。15分以上前に来ないように案内があったので、きっかり15分前に到着するように向かいました。
米国大使館前の横断歩道には、警察の方が立っており、「面接予約時間のわかるものを見せないとこの横断歩道は渡らすことはできない」、とRPGの門番のごとく待ち構えています。予約が無い人は興味本位で大使館に近づくことすらできません。厳重な警備ですね。ちなみに大使館の敷地のすぐ外には交番が設置されていて、この警察の方はこの交番の方と思われます。
面接の予約確認書を見せると「渡るが良い選ばれしものよ」的に道をあけてくれます。横断歩道を渡り米国大使館の門をくぐります。
入口では最初にグループごとにセキュリティチェックがあります。携帯電話とポケットの中身をかごの中に出します。携帯電話はブルートゥースを切るように指示があります。おだちゃんは腕時計も念のため外そうとしたら、係りの方に「腕時計は大丈夫ですよ～」と言われつけなおしました。また、かごに荷物なども出して、すべてX線検査にかけます。人間は金属探知ゲートみたいなものをくぐります。空港の荷物検査みたいな感じですね。
チェックの終わった荷物はすべて返してもらいます。携帯電話は以前は持ち込みできなかったようですが、大使館の建物内でもブルートゥースを切った状態であれば、ネットやアプリの利用ができるようになっていました。
②受付
続いて、「CONSULAR SECTION(領事部）」と書かれたドアが3つある入口に向かいます。ベビーカーを持っている人は、この入口の脇に預けます。真ん中の「VISA ENTRANCE(ビザ申請）」と書かれたドアの前に並び、受付を行います。この日は15分少々受付まで待たされました。受付では面接予約確認書を見せて受付をし、呼び出し番号の書かれた紙を受け取ります。
③書類提出
次は受付の左にあるドアをくぐり、待合室に移動します。中に入ると、部屋の奥に横一列に駅の窓口のように当面な板で仕切られた１～１０番までの窓口が設置されています。その前にアトラクションのごとく、うねうねベルトパーテーションが設置されているので、それに沿って並びます。仕切りは、書類受付の１～３番窓口は緑、指紋採取の４～５番窓口は赤、領事面接の６～１０番窓口は青のベルトが使われていました。大使館のビデオでは待合室のようになっていますが、今回行った際は、ベルトパーテーションに沿ってどんどん進んでいく感じで、椅子は後方に少し用意されているだけでした。
書類受付は2つ窓口が空いていましたが、30人近く並んでいたので、受付まで20分程度待ちました。書類受付で必要書類がすべてきちんとそろっているか確認されます。私たちは大丈夫でしたが、私たちの前に並んでいたお兄さんが、写真が無かったか要件を満たしてなかったかで、受付で却下されたようで、慌てて部屋の後方にある証明写真機で写真を撮りに行っていました。最悪写真が当日までに用意できなかったり、要件を満たしていなければ、その場で撮影することもできるようです。（避けたい事態ではありますが・・・）受付で書類を確認してもらった後は、一旦書類を返してもらいます。また、過去10年以内に発行した古いパスポートはクリアファイルから出され、持って帰るように指示されました。
④指紋採取
次は隣の赤いパーテーションに移動して、指紋を採取します。指紋採取窓口は二か所空いていました。これまでのプロセスはすべて日系の方に対応していただいていましたが、ここでは白人アメリカ系のおじ様が日本語で対応してくれました。わが旦那から名前を確認され、「親指以外の左手」「親指以外の右手」「両親指」の順で指紋を採取します。続いておだちゃんが採取して完了です。
⑤面接
指紋の採取が終わるといよいよ面接です。待つことはなくすぐに面接窓口に呼ばれます。面接窓口は二か所空いていました。アフリカ系のアメリカ人の男性の方に英語で面接をしていただきました。面接の細かい内容は後述します。
⑥帰宅
面接が終わると晴れて自由の身です。提出した書類は一旦すべて大使館預かりとなるので、少し身軽過ぎて不安な気持ちになります。でもパスポート返却時に関連書類は一緒に返送してくれるようです。
以上の工程すべてで約1時間程度かかりました。今はコロナの関係で渡航者も少ないので、普段よりは空いていたのかもしれませんが、場合によっては面接まで１～２時間待たされることもあるようです。
面接でのやり取り
細かいことを聞かれたときのために事前にいろいろ準備したのですが、面接は２～３の質問であっさり終わりました。時間にすると2分もかからなかったのではないかと思います。ちなみにおだちゃんは最後のサンキュー以外一言も発しませんでした。
以下にやり取りをまとめます。（細かい言い回しは忘れましたが大体こんな感じでした）
領事「Hi. Are you a research scholar?」（やぁ? 君は研究者なんだっけ？）
旦那「No. I'm an office worker.」（いいえ。サラリーマンです）
領事「Oh, sorry. I didn't see your letter. It says that you are an employee of ○○」（あ、ごめん手紙見てなかったや。○○で働いてるって書いてあんね。）
旦那「Yeah.」（そやそや）
領事「What are you going to study?」（何勉強するのん？）
旦那「I will study ○○」（○○（学部の名前）の勉強します）
領事「Ok. Your visa has been approved. It will be on your passport and sent to you in about a week.」（おっけー。ビザは許可されたぜ。パスポートに貼り付けて1週間くらいで届くからよろしく～）
旦那「Thank you」（あざす）
おだちゃん「Thank you」（あざす）
必要書類をしっかり用意して、聞かれたことに簡潔に答えれば問題はないようです。
思ったよりあっさり終わって拍子抜けしてしまいました。
ちなみに翌日面接予約プロファイルを確認したところ、ビザは「大使館・領事館にあります」となっていました。
おまけ
面接も終わり、お天気もよかったので、そのまま日比谷公園までお散歩しました。いいにおいに誘われていくと、大量の百合の花が植えられていました。しばし都心の緑に癒され家路につくおだちゃんなのでありました。
まとめ
さて、今回はビザ面接当日の様子についてお話しました。
あとはビザが郵送されてくるのを待つのみです。
ブログのマスコットキャラクター「おだパンダ」のスタンプです↑
よろしければ使ってみてくださいね。
