おだちゃんの留学妻日記

ロサンゼルスに留学することになった夫に帯同する専業主婦の徒然なる日記です

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外国送金の検討①~FX会社を利用した両替~

こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!

今回はアメリカへの海外留学にあたり、お得にドルをゲットして外国送金する方法をいくつか検討したので、その情報についてお伝えします。

 

 

 

おだちゃん家では結論として、

①日本にいる間:セントラル短資FXで外貨へ両替(本記事で紹介)プレスティア銀行ユニオンバンク

②渡米後:三菱UFJユニオンバンク

③渡米後:Wiseユニオンバンク

の三本立てで基本的に送金することとしました。

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 今回は国内にいる間に行った、FX会社を利用した両替についてお話したいと思います。

 

銀行で普通に送金する場合にかかる手数料

まず外国送金といえば、基本的には銀行から送金するのが一番簡単で身近な方法かと思います。銀行で円普通口座から外貨を外国送金する場合は一般的に以下のお金がかかってきます。

  • 外国送金手数料(2500円~8500円)
  • 関係(中継)銀行手数料($10~$50程度)
  • 受け取り銀行手数料($15程度)
  • 為替手数料($1あたり0.25~1円)

               ※三大銀行(三菱UFJ、みずほ、三井住友)の場合

 

為替手数料以外は一回の送金ごとにかかるお金です。銀行にもよりますが、毎回1~2万円程度の手数料が取られることになります。

また、銀行で日本円から外貨へ両替を行う場合は、TTSレートと言って、1通貨あたり+1円程度の銀行指定のレートが適用されるため、その分のお金も上乗せされます。

つまり両替時点での仲値(金融機関が決めたその日の標準の取引価格)より100万円あたり1万円程度高くなってしまいます。

 

また関係(中継)銀行手数料、というのは、日本から海外に送る際に、途中にいくつか銀行を経由する場合があり、その各銀行で取り扱い手数料がかかってきます。

これは実際に送ってみないと、いくつの銀行を経由するのか各銀行でどの程度手数料が取られるのかわからないため、送ってみないとわからない手数料です。(これはちょっと怖い(;^_^A))

留学の間は何度か外国送金が必要になることを考えると送金にかかる手数料はできるだけ抑えたいものです。

 

FX会社を利用してお得に両替

まずこれは為替手数料を低く抑える方法です。

FX会社の中には両替に対応している会社がいくつかあります。

ただし、残念ながらFX会社から直接外国送金はできないので、一旦外貨に両替をして、国内の外国送金に対応している銀行などに外貨を移す必要があります。

少し面倒ですが、両替の手数料は銀行より圧倒的に安く済みます。

 

おだちゃんが検討したのは以下の3社です。

 

結論としては、セントラル短資FXを利用することとしました。

理由は

・海外からも利用できる※ただし2021年7月1日以降は不可

・現受、両替両方のサービスに対応している

という点です。

 

FX会社の手数料比較

 こちらの表は各FX会社の両替と出金にかかる手数料を比較したものです。

 

  YJFX セントラル短資FX マネーパートナーズ
両替方法 両替(現受け) 両替 現受け(受渡) 両替 現受け
スプレッド(片道) 0.1銭(0.001円)
※午前9時~翌午前3時
0.05銭(0.0005円)
※午後4時 ~ 翌午前1時
0.15銭(0.0015円)
※午前8時~翌午前3時
2銭(0.02円)
※上記以外
0.1~5銭(0.001~0.05円)
※上記以外
0.2銭(0.002円)以下
※上記以外
両替手数料(相当額) 0円 10銭(0.1円) 5銭(0.05円)※1 20銭(0.2円) 10銭(0.1円)
最小取引単位 1000通貨 0.01通貨 10000通貨 0.01通貨 100通貨
出金手数料(外貨) 1500円 三井住友、みずほ⇒0円
三菱UFJ本店:0円 支店:1000円
その他⇒1500円
2500円

※スプレッド、両替手数料は1ドルあたり

※1セントラル短資FXでの現受けの場合、1万通貨あたり500円手数料がかかるが、それを両替手数料として表示している。

                             (2021年9月時点)

 

上の表を見ると、両替手数料はYJFXが0円=無料なので圧倒的に安いですね。

ただし銀行への出金手数料が1500円かかるので、セントラル短資FXを利用して出金手数料が無料の、三井住友、みずほ、三菱UFJの本店などの銀行口座へ出金する場合はセントラル短資FXの方がお得になる場合もあると思います。

また、外貨でFX口座から国内の銀行口座へ出金をする場合、銀行によっては銀行側での外貨の受け取り時にリフティングチャージ(外貨取扱手数料)を取られる場合があるので、ご自身の銀行の取り扱いを確認してみてください。

三井住友みずほ三菱UFJ銀行は個人であれば取られないようです。

 

では下の表で例えば$1=110円の時に各FX会社を利用して両替した場合にドルでいくら受け取れるのかと比較してみましょう。

 

【100万円を両替したときに受け取れる外貨(手数料差し引き済)】($1=110円)

  YJFX セントラル短資FX マネーパートナーズ
両替方法 両替(現受け) 両替 現受け(受渡) 両替 現受け
受け取れる外貨($) 9091 9083 9087 9074 9083
出金手数料(外貨) 1500円 0~1500円 2500円

              ※計算方法:(100万円-出金手数料)/(110+スプレッド+両替手数料)                       

              ※両替の最小単位は無視して計算                                

              ※小数点四捨五入

やはりYJFXでの両替が一番受け取れる外貨が多くなります。

ただセントラル短資FXと比較しても、$4~$8程度多く受け取れるだけなので、YJFXだと出金手数料が1500円かかることを考えると、100万円の両替の場合は、出金手数料が無料の銀行口座への出金の場合セントラル短資FXが一番お得に両替から出金までできそうです。

 ただし、セントラル短資FXを利用しての、両替であれば200万円(受け取り外貨の差約16ドル)、現受けであれば400万円以上(受け取り外貨の差約16ドル)両替する場合は、出金手数料を含めてもYJFXの方がお得になってきます。

FXでの両替豆知識(面倒だったら読み飛ばして次にいってね(*‘∀‘)) 

 スプレッドってなに??

スプレッドというのは、為替レードの売値と買値の差額のことで、これがFX会社の実質的な手数料になります。

例えば$1=110円の時に、スプレッド0.2銭とすると、片道のスプレッドが0.1銭となり、

1ドル買う場合110.001円で買える

1ドルを売る場合109.999円で売れる

ということになります。

銀行でいう為替手数料みたいなものです。三大銀行では安くても片道25銭(0.25円)かかることを考えると、FX会社だと0.05銭~5銭程度なので1/500~1/5程度となり、かなり安いです。手数料片道2円の銀行などもあることを考えるとそのお得度はさらに上がります。

両替と現受けの違いは??

FX会社によっては、外貨をゲットする方法に、両替と現受けの二通り用意しているところがあります。その違いは大体以下の通りです。

 

〇両替

  • 必要金額をFXの口座に入金し、両替の依頼をして両替を行うこと。
  • 銀行で両替を行って自分の外貨建て口座に外貨を持っておくのと同じ感じです。
  • 通常小さい通貨単位でも取引が可能です。

〇現受け

  • 通常のFX取引と同じように建て玉を建てて、後から現受けの依頼を行うことです。
  • FXはもともとドルを売り買いしてその為替レートの差で儲ける投資方法です。その売り買いをすることを建て玉を建てるといいます。
  • 建て玉を建てる時点では必要証拠金分FX口座にあれば良いです。例えばレバレッジ25倍で1万ドルの取引をする場合は、44,000円程度口座に入ってればOKです。($1=¥110のとき)レバレッジというのは、持っているお金に倍率をかけて取引をすることで、25倍のレバレッジであれば、自分がFX口座に預けている25倍の金額まで取引ができるようになります。(例えば45,000円預けていれば100万円まで取引できる)
  • 建て玉を建ててから現受けの依頼をするまではスワップポイントを得ることができるスワップポイントというのは、日本と外貨の金利差によって日をまたぐ度に得られるお金。日本はめちゃめちゃ金利が低いので、外貨の方が金利が高いことがほとんどです。そのため、外貨を買って日をまたぐと大体スワップポイントがもらえます。ドルを買っている場合、一日当たり4円~15円程度得られます。
  • 両替よりも手数料が安いが、最小取引単位が両替の場合より大きくなるため、こまごまとした両替には対応しづらい。

 (おまけの知識)

  • 通常のFX取引の過程を一度踏む必要のある、現受けでの両替を行う際の注意点としては、通常必要証拠金の50%程度損をしてしまうと強制ロスカットされてしまう点です。強制ロスカットというのは、建て玉を建てているときに、損失が一定割合を超えた場合(通常50%程度)に、それ以上の損失を抑えるためにFX会社側が口座の建て玉を強制的に決済することを言います。
  • 例えば資金を45,000円入れた状態で$1=¥100で1万ドルを買ったとします。ところがあるとき$1=¥97.75まで下がってしまったとします。すると、買ったときは100万円の価値のあった1万ドルが、977,500円の価値まで減ってしまいます。すると、45,000円の半分の22,500円分損をしていることになります。これ以上損をすると、預けているお金の半分以上が無くなってしまうので、強制的に決済されます。両替目的でFXをしている場合、$1=¥100でドルを買う前提で取引をしているので、$1=97.75に下がった場合も、「レートが悪い時に取引してしまって損したな」、くらいで済むと思うのですが、「レートが下がったから、更に100万円両替するために取引しよう!」と思ったときに、ロスカットされていて取引ができない可能性があるので、慌てないように少し覚えておくと良いと思います。

 

海外からFX会社を利用する際の注意点

FX会社による海外利用の可否

日本にいる間は良いのですが、FX会社によっては海外からの取引を制限、お断りしている会社が多いです。

YJFXは一時的であったとしても海外からの取引を控えるようQAで答えています。

 

Q海外からの取引はできますか。

 
A.外貨exは国内向けサービスとなっておりますので、海外からのお取引はご遠慮いただいております。

なお、海外在住の場合はもちろん、一時的に海外に滞在された場合も含め、海外からのお取引はご遠慮くださいますよう、お願いいたします。

 

またマネーパートナーズは日本の非居住者となった場合は、契約解除される可能性があります。

 

マネーパートナーズ 外国為替証拠金取引約款 (契約約款)

(略)

●第 27 条 解約

(~略)以下の各号に定める事項に該当するときは、お客様に対して解約の通知をすることにより、契約約款等に基づく契約を解除することができる。

(略)

⑪お客様が日本国内の居住者でなくなる場合または非居住者となった場合。  

 

一方セントラル短資FXでは2021年7月1日以前までは、海外赴任となっても、届け出を行うことで取引が継続できました。

 

Q.海外に転居してからも取引したいのですが、手続きはどうすればいいですか。

A.海外からお取引いただくこともできますが、住所変更の手続きが必要になります。

当社所定の「変更届」をダウンロードして必要事項をご記入のうえ、新しい住所が記載された本人確認書類と併せて当社宛にご送付ください。

本人確認書類は、現地日本大使館・領事館が発行する「在留証明書」とさせていただきます。また、出金先としてご登録いただく金融機関の口座は、日本国内の口座のみとさせていただきます。

セントラル短資FX よくあるご質問

 

ところが、2021年7月1日以降マネーロンダリング防止の観点からこの取り扱いも変更となりました。マネーパートナーズと同様、海外在住ということが判明した場合は、事前通告なく契約を解除されてしまう可能性があるとのことです。

③お客さまが海外に転居したとき、または海外に居住していると当社が合理的に判断したときは、当社はお客さまに事前に通告することなく、直ちに取引を停止し、契約を解約できるものとします。

www.central-tanshifx.com

 

 

実際FX会社が契約者が日本に居住しているのか、海外にいるのか判断できるのかはよくわかりません。ただ、最近は口座契約の際にマイナンバーカードの提示が求められることが多いです。そのためマイナンバーカードの情報を通じて、居住実態がわかってしまう可能性もあります。

口座を解約されたり、取引ができなくなってしまうと困るので、おだちゃんは念のため海外からの利用は控えようと思っています。

 

アメリカにおけるFX会社利用の制限

実はアメリカにおいては米国在住者はアメリカ国内の認められたFX会社以外で取引することが禁じられています。

これはドット・フランク法という法律により、アメリカの許認可を受けていない米国国外のFX会社は米国在住者を顧客として受け入れられなくなっているためです。

住民票を日本に残しておけばよいのでは?と思うかもしれませんが、一定期間以上アメリカに滞在していたら在住者とみなされる可能性が高いので、あまり危ない橋を渡らない方が身のためかと思いました。

なので、おだちゃんはFX会社を利用しての両替は日本にいる間にすましておき、海外からはなるべく利用しないようにしようと思っています。

 

おだちゃんの行った両替

おだちゃんは以上の検討事項をもとに、セントラル短資FXを利用して両替を行い、プレスティア銀行に出金をしました。

セントラル短資FXからの外貨出金は三井住友銀行への出金であれば、無料でできます。また三井住友銀行からプレスティア銀行の外貨振り込み手数料も無料なので、本来なら

セントラル短資FX→三井住友銀行→プレスティア銀行

というルートが一番安く外貨を移動させることができます。ただ、おだちゃん家では三井住友銀行の口座を持ってなかったので、わざわざこのために作るのも面倒だと思い、出金手数料1500円は仕方ない、とあきらめることにしました。

 

おだちゃん家では留学中も日本からお給料がいただけるのですが、すべて日本円で日本の口座に振り込まれます。また、支払う授業料も建て替える必要があります。

このため、渡米時になるべく多くの米ドルを送金しておこうと考え、500万円分くらい両替し、一気に送金しました。

実はこれだけの資金を一気に両替するのであれば、YJFXが最もお得に両替できるのですが、当初は海外からの利用も考えていたため、セントラル短資FXを利用しました。

セントラル短資FXが海外利用できなくなるとわかっていたら、YJFXにしていたのに~( ノД`)シクシク…)

まとめ

以上今回はFX会社を利用した両替について検討しました。

おだちゃんは最安値での両替方法を採用し損ねましたが、皆さんはぜひお得な方法で両替してみてくださいね。

次回は外貨出金および外貨送金に利用したプレスティア銀行についてお話したいと思います(*´ω`)

 

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