こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
さて、前回の記事でカリフォルニアの運転免許の申請方法から仮免許取得までのステップをお伝えしました。
今回はドキドキの実技試験について説明したいと思います。
ちなみに結論から言うとおだちゃんは幸い一発合格でした~(*‘∀‘)
実技試験の予約
まず実技試験を受けるにあたり、DMVのウェブサイトで予約を行う必要があります。
仮免許(Instruction Permit)取得後、早くて2週間後くらいから予約ができます。DMVのオフィスや時期によってはもっと後からでないと予約できないこともあるようです。
おだちゃんは仮免許取得当日に実技試験の予約を行いました。仮免許取得後ちょうど2週間後の日付になりました。
ちなみに仮免許取得当日にDMVの窓口で予約を行ことも可能なようです。
【実技試験予約方法】
①DMVホームページ右上の「Appointments」をクリック
②画面右の「Automobile」を選択
③仮免許番号(Permit number)と生年月日を入力し、「Make an Appointment」をクリック
⑤日付を選択
⑥時間を選択し、「Confirm」をクリック
⑦予約完了
実技試験の内容
実技試験はその名の通り運転を実際に行う試験です。
試験官が助手席に座り、指示通りにDMVの周りの一般道(場合によってはフリーウェイ)を15~20分程度運転することになります。
合格の条件は、採点項目に従い、以下のようになります。
- 「Pre drive checklist」の⑨~⑭でエラー3点まで
- クリティカルエラーが無い
- Intervention by examiner(試験官による制止)
- Strikes object/curb(物体、縁石への衝突)
- Disobeys traffic sign or signal(信号、標識無視)
- Disobeys safety personnel or safety vehicles(人、車の安全無視)
- Dangerous maneuver(危険な操縦)
- Speed(スピード)
- Auxillary equipment use(補助装置の使用)
- Lane violation(レーン無視)
- 技術項目でのエラー15点まで
- Traffic chek(交通確認)
- Deceleration/Brake(アクセル、ブレーキ)
- Yield(先行権を譲る)
- Speed(スピード)
- Lane position (レーンの位置)
- etc...
「Pre drive checklist」の内容は事前に車の状態を整え、手信号を覚えていけば良いので大丈夫かと思います。当日はクリティカルエラーは絶対に無いようにして、技術項目のエラーもなるべく少なくできるようにしましょう!
日本とアメリカの運転の違い
仮免許を取得すると、実際に運転ができるようになります。
本来はカリフォルニア州の免許を持っている人に同乗してもらう必要がありますが、日本の免許証を持っている場合は、それを一緒に携帯すれば一人でも運転ができます。
おだちゃんは日本でもちょこちょこ運転はしていたのですが、こちらに来て感じた日本との違いや気を付けた方が良いと思った点を以下にまとめます。
日本と真逆!左ハンドル、右側通行!
ご存じの通り、日本とはハンドル、通行方向が真逆です。ウィンカー(左側)とワイパー(右側)がついている位置も逆になります。この感覚に慣れるまで少し時間がかかりました。特に右左折時に反対車線に入らないように注意です。
赤信号で右折できちゃう!
日本で言うと左折にあたるのですが、交差する車線からの車と歩行者に注意すれば,
信号が赤でも一旦停止の上右折ができてしまうのです。これは少しびっくりです。ただし、「No turn on red」と標識がある場合はできないので要注意です。
さらにあまり無いですが、一方通行の道路から、左側方向への一方通行の場合に限り、赤信号で左折もできてしまうのです!日本の常識からすると少しびっくりしてしまうかとおもいます(*_*)
観察力と空気読む力が試される??「STOP」サイン
住宅街などによく表れるのですが、「STOP」サインというものがあります。↓
これは一時停止してから進め、というサインです。通常2方向または4方向に設置されています。2方向であれば、先行権はSTOPサインの無い方向にあるので、STOPサインのある道路を走る車が気を付けて直進、右左折することになります。
少しややこしいのは4方向のSTOPサインの場合です。4方向の場合は、サインの下に「ALL WAY」と書かれています。
このサインがある場合は、一番初めにSTOPサインで停止した車に先行権があります。左右で同時にSTOPした場合は右側にいる車に先行権があります。
この判断が結構難しいことが多いです。自分が先か相手が先が微妙なタイミングが結構あって、お互い様子を見て譲ったり、先に行ったり、と調整する場面が多々あります。また、たまにSTOPサインが見えなかったのか無視している車も見かけます。
ルールの原則に従いつつ、その場での判断が結構求められる難しい仕組みだと個人的に思います。
運転の練習
さて、仮免許を取得して、ルールも一通り頭にいれたら、いよいよ練習です。
練習の方法は
①カリフォルニアの免許を持っている友達や家族等にお願いする
②ドライビングスクールに通う
といった方法があると思います。
ドライビングスクールはネット検索でもいろいろ出てきますし、びびなび等の掲示板でも見つけられるかと思います。おだちゃんの日本人のお友達はびびなびでドライビングスクールを見つけてマンツーマンで指導してもらっていました。運転しながら実践的にルールを身に着けたり、実技試験のルートやアドバイスももらえるようなので、プロにお願いしたい方はスクールに通うのが良いかと思います。
おだちゃんは日本でもちょこちょこと運転をしていたので、我が旦那に見てもらいつつ一人でも運転していました。ちなみに我が旦那も日本でしか運転したことなかったのですが、もともと運転が上手なので、すぐに慣れて普通に運転できるようになっていましたΣ(・□・;)
おだちゃんは練習というよりは、買い物などの用事がある際に車を使っていた、という感じです。とはいえこちらで初めてハンドルを握ったときは左右の間隔の違いに戸惑いました。はじめは小さな道路や交通量の少ない場所で少し慣らしていくと良いと思います。
実技試験の様子
練習も十分できたらいよいよ実技試験です!
おだちゃんはサンタモニカのDMVで試験を受けたので当日の様子をお伝えしたいと思います。
持ち物
- 仮免許(Instruction Permit)\)
- 車の登録証
- 車の保険証
- 日本の免許証(国際免許ではなく日本の免許証です!)または付添人のカリフォルニア州の免許証
当日の流れ
①受付
まずは受付をします。建物の前は特に人も並んでおらず。予約ある人はこちらへ、という看板の通り入口から建物に入りました。
入口すぐ目の前に受付があったので、はじめそちらに並んだのですが、窓口のおじさんに、ここじゃなくて1番窓口に行け、と言われたので、途中から入口右奥の窓口に向かいました。
窓口前の紙に名前を書いて待っていると、名前が呼ばれます。受付番号などは特に見せる必要はありませんでした。
おだちゃんは名前を書いてからトイレに行ったのですが、トイレに行っている間に名前を呼ばれてしまったので、トイレはあらかじめすましておくと良いと思います。
名前を呼ばれたら、仮免許、車の登録証及び保険証、日本の免許証(または付添人の免許証)を職員さんに渡します。
ちなみにおだちゃんと我が旦那が行った、サンタモニカDMV、カルバーシティDMVでは日本の免許証のみでオッケーでしたが、DMVによってはカリフォルニア免許証を持った付添人が必要となるという情報をいただきました。(TY様ありがとうございます✨)
なので、事前に確認してから行ってみてください(*^_^*)
続いて右手の親指の指紋を読み取り機に押し付けるように言われます。
その後、試験の採点用紙を渡されサインするようにいわれます。その採点用紙と渡した書類一式をクリップでまとめてくれるので、それを車のダッシュボードにおいておくよう指示されます。
更に車は建物脇の右側のレーンに止めるように指示されます。
(運転試験用の駐車スペースがあるのですが、そこではなく一列に待つ形のレーンに行くように案内がありました)
②Pre-Drive check
待っている間車は窓全開でエンジンを切った状態にしておきます。
指定の場所に車を寄せて待っていると試験官がやってきて車のチェックを行います。
(ちなみに車に乗った状態でおだちゃんは50分以上待たされました(;^_^A暑かったので直前までエンジンを付けてクーラーをかけて待っていました。)
始めにダッシュボードに置いておいた書類一式を渡します。
車はエンジンを切った状態でONにするように指示されます。おだちゃんはその意味が分からなくてちょっと焦ってしまいました。
おだちゃんの車の場合、「ブレーキを踏まない状態で「Power」ボタンを押したら指定の状態になるよ」、と試験官が教えてくれたのですが、何回かうまくいかず、焦りすぎて試験官に「Relax~」と言われてしまいました笑
【チェック項目】試験官が車の外から指示するので、それに合わせてランプを付けたり、ボタンがどこにあるか示したりします。
- 左右のウィンカー(Right signal, Left signal)
- ヘッドライト(Headlight)
- ブレーキライト(brake)("step on the brake, off the brake"(ブレーキ踏んで~、外して~))
- ハンドブレーキ(emergency brake)
- ワイパー(windscreen wiper)
- 霜取り(defroster)
- ハザードランプ(emergency light)
- 手信号(hand signal)↓
③実技試験開始
「Pre drive check」が終わるといよいよ実技試験が始まります。
今回の試験官は、防護服にシールドを身に着けたアマンガス状態の完全防備体制の白人のおじ様でした。確かに密室で不特定多数と接するお仕事なのでこのご時世大事なことです。
出発前に始めに設置しているドライブレコーダーを切って角度を上向きに変えるように指示されました。
窓は左右全開のまま出発します。(窓からの風がちょっと気になった💦)
"I'll ask you to go straight, turn left, or turn right, so please follow my direction.
So, first, go straight and turn right at the exit."(まっすぐいけ、とか左右に曲がれとかいうから指示に従ってね。はじめにまっすぐ行って、出口で右に曲がってね)
とか言われるのでその通りにします。
その後は車線変更、右折、左折などを指示されます。車線変更などは見計らってくれているのか、割と車が来ていなくて簡単に車線変更できるタイミングで指示をしてくれていました。おだちゃんは途中踏切とSTOPサインが多々あるエリアを走りました。その辺の対応も見られていたと思います。
採点項目にはフリーウェイと路上駐車があるのですが、今回は幸いそれはありませんでした。(おだちゃん路上駐車苦手なので一安心)
こちらがおだちゃんが当日運転したルートに注意ポイントを書き加えたものです。運転していたのは全部で14分でした。
【反省点&注意点】
・踏切:出発後すぐ踏切がありました。ちょうど信号機が赤になって遮断機がおりたので、「WAIT HERE」と書かれたところで待機します。遮断機が上がった後も、信号は少しの間赤のままだったので、信号が青になるまで待機しましょう。(隣で待っていた車がフライングで遮断機が上がったと途端に出発しそうになったので、少しつられそうになりました(;^_^A)
・交通量が多い場所での左折:対向車線がなかなか途切れずタイミングが少し難しかったです。焦らず渡り切れないと思ったら線の手前で次の信号を待った方が良いかと思います。
・赤信号での右折:歩行者もまぁまぁいるところでの赤信号での右折のシーンがありました。歩行者も途切れ、「よし行くぞ!」と思ったら、対向車線の左折専用信号が青だったようで、試験官に手で制止されてとどまりました。これは落ちた!と思ったのですが、何とか大丈夫でした(;^_^A赤信号での右折の際は左折してくる対向車線の車にも注意ですね。また難しい場面では無理せず青信号まで待った方が無難かもしれません。
・STOPサイン:住宅街のSTOPサインが沢山あるエリアを通りました。ルール通りしっかり線の手前で一時停止して左右をしっかり確認します。首を振ってしっかり見てますよ、アピールした方が良いかと思います。
・車線変更:そこまで難しいタイミングでの車線変更はありませんでしたが、鏡を確認の上、車線変更する方向を肩越しにしっかり確認しましょう。
・横断歩道:信号の無い横断歩道(「Pedestrian Crossing」のサインあり)のあるエリアも運転しました。一回渡るのか渡らないのか微妙な歩行者がいて、とりあえず進んだのですが、これも試験官に手で制止されました(;^_^A(←制止されすぎ)結局歩行者は渡らなかったのですが、横断歩道手前で待機している歩行者がいたら停止して横断するかどうかしっかり判断してから進んだ方が良いかと思います。
④実技試験終了後
実技試験が一通り終わり、DMVに帰ってくると、「Driving test」用のパーキングロットに駐車するように指示されます。パーキングロットは斜めに駐車できるスタイルだったので、駐車苦手なおだちゃんでもきれいに駐車できました。
窓を閉めて車のカギをかけるよう指示されて、試験官が一緒にDMVの窓口までついてきてくれます。
そしたらさっきまで真剣な感じだったのが、急にフレンドリーに
”Which part of Japan are you from?"(「日本のどこからきたの?」)と雑談をしてくれて、「友達が東京住んでて、前ホテルオークラ泊まったよ~」とか「富士山も登ったんだよ~」とかお話してくれました。
でも結果は教えてくれないから、「え。それはいいけど結果はどうだったのよ!」と内心あせあせしてたのですが、窓口のお姉さんにコングラチュレーション!とか言われたので受かったことを知りました。
そこで本免許が発行されるまでの仮の免許(Interim Driver License)を発行されます。住所や名前が合っていることを確認してサインします。
お姉さんに「2~3週間で本当の免許届くからそれまでは仮の免許もって運転してね」と言われ完了です。
仮の免許、ぺら紙です。なんかもらったのは端っこ破れてたし笑
特に試験官からのフィードバックなどはなく、車に戻ったらアンケート用紙と採点結果がダッシュボードに置かれてました。
見てみたら11点減点でした。15点以上で落ちるので、結構あやうかったです(;^_^A
「Deceleration/ Brake」の項目に「B」と書かれている箇所が何か所かあるので、割とブレーキで減点されていたみたいです。急ブレーキや無駄なブレーキが多かったのかもしれないです。
あとは「Turn」(右左折)の「Too wide/short」のところに「S」と書かれているので、曲がるときに内側を攻めすぎていたようです。
本免許受領
運転試験からぴったり2週間後、本当の免許が届きました°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
結構忙しいDMVではなかなか免許が届かないこともある、という話も聞いたことがあったので、思ったより早く届いてほっとしました。
こちらのようなお手紙付きで免許証が送られてきます。
お手紙には「情報が正しいか確認してね~。間違ってたらDMVに言ってね~」ということと「REAL ID付きのは☆付きクマさんマークついてますよ~」ということが書いてあります。
こちらがおだちゃんの実際の免許証になります。↓
顔写真、サイン、免許番号、有効期限、姓名、住所、生年月日、身体情報などの情報が記載されています。
きちんと右上にREAL ID付きの証拠に☆付きクマさんがついています。
まとめ
さて、今回はカリフォルニアの運転免許の実技試験についてお話しました。
仮免許をゲットしたら、しっかり練習して本試験に臨みましょう~!
おだちゃんは引き続き安全運転に努めてまいります(*´ω`)
ブログのマスコットキャラクター「おだパンダ」のスタンプです↑
よろしければ使ってみてくださいね。