外国送金の検討③~ユニオンバンクの開設~
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
今回は外国送金の際に必要になるアメリカの口座についてお話したいと思います。
おだちゃんは三菱UFJ銀行の海外口座ご紹介サービスを利用して、アメリカにユニオンバンクの口座を開設しました。
渡米に向けた準備:ビザ関連はこちら↓
hikkoshi-odachan.hatenablog.com
渡米に向けた準備:保険関連はこちら↓
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渡米に向けた準備:携帯電話はこちら↓
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ちなみにおだちゃんは外国送金の方法として、
①日本にいる間:セントラル短資FXで外貨へ両替→プレスティア銀行→ユニオンバンク(本記事で紹介)
の三本立てで基本的に送金することとしました。
三菱UFJ銀行の海外銀行ご紹介サービスとは
これは三菱UFJ銀行がアメリカまたはタイの銀行口座の開設を取次するサービスです。
ユニオンバンクは三菱UFJ銀行の子会社なので、こうしたサービスが提供されているようです。(※)
今回おだちゃん家はアメリカに行く予定なので、アメリカのユニオンバンクの開設をお願いしました。
アメリカでユニオンバンクを開設する場合、以下の二つのサービスがあります。
この二つのプログラムには大きな違いはないのですが、それぞれの違いについて簡単に説明していきます。
※追記
2021年9月21日にユニオンバンクの三菱UFJ銀行からU.S.Bankへの買収が発表されました。
実際の買収は2022年6月ころまでのようです。
今のところこちらのプログラムへの影響は不明ですが、今後の情報に念のため注意しておくと良いと思います。
U.S.Bankは150年の歴史のある、アメリカで5番目に大きな銀行であり、デジタル分野に強いようなので、買収による更なるサービスの拡充も期待されています。
※追記2
買収に伴い、アメリカ居住予定があり、90日以内に渡航予定がある場合のみ両プログラムの申し込みが可能となりました。
カリフォルニアアカウント・プログラム
アメリカに頻繁に行く人向けにアメリカのユニオンバンクにて普通口座(チェッキングアカウント)及び預金口座(セービングアカウント)の開設を取り次ぐサービスです。もちろん留学などの理由で数か月以上滞在する場合でも申し込めます。
アメリカに住所が無くても日本から日本語で申し込めるので、とても便利なサービスだと思います。
※以前は渡航予定が無くても申し込みができましたが、買収後原則90日以内に渡航予定がある人のみ申し込み可、と改変されたようです。
(参考:買収前のサービス内容はこちら※現在は受付停止)
特徴としては、
- 決済用口座である普通口座(チェッキングアカウント)及び貯金を目的とした預金口座(セービングアカウント)が両方開設できる
- ATMカード(日本でいうキャッシュカード)をもらえる
- 出張、旅行、留学などの理由で渡米する人向け
- アメリカに住所がなくても申し込める
パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム
アメリカ駐在員向けにユニオンバンクの普通口座(チェッキングアカウント)の開設を取り次ぐサービスです。
(参考:買収前のサービス内容はこちら→※現在は受付停止)
特徴としては、
- 決済用口座である普通口座(チェッキングアカウント)を開設できる
- ATMカードまたはデビットカードがもらえる
- アメリカ駐在などで長期滞在する人向け
- アメリカでの勤務先または学校の住所が必要(申し込み時点では個人のアメリカでの住所が無くてもOK)
- ジョイントアカウント(共同名義口座)を申し込める
おだちゃん家の選択~パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム~
結局どっちのプログラムがいいの?
二つのプログラムの違いがいまいち良くわからなかったので、ユニオンバンクの日本向けカスタマーセンターの方に相談してみました。我が旦那の場合は企業派遣留学なので、滞在員向けパッケージであるパシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラムを勧められました。
たしかにこちらのパッケージの方が、
・共同名義口座も作れるし、
・デビットカードももらえるので
長期滞在には向いているかと思います。
共同名義の口座を作っておくと、我が旦那と妻たるおだちゃんそれぞれにデビットカードがもらえるので、
アメリカに行ってからのお買い物などでそちらの方が便利だと判断しました。
ちなみに問い合わせたところ、家族カードなどの制度はないので、おだちゃんもデビットカードが欲しい場合は、おだちゃん個人の口座を開設するか、共同名義口座にする必要がある、とのことでした。
また共同名義で口座を作っておくと、後々運転免許証の取得の際などに必要となる住所証明の書類を揃えやすくなるのでお勧めです。
カスタマーセンターの方のおすすめもあったので、おだちゃん家ではパシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラムでの共同名義口座開設を決めました。
必要な手続き
三菱UFJ銀行口座の開設(持っていない人)
まず三菱UFJ銀行に口座が無い人は三菱UFJ銀行の口座開設から始める必要があります。
共同名義口座の場合は、共同名義人が二人ともそれぞれ三菱UFJ銀行の口座を持っていなくてはなりません。
おだちゃん家では幸い二人とも口座を持っていたのでこのステップは省けました。
申込書の記入、郵送
どっちのプログラムにするか決めたらあとは申込書を記入して郵送するだけです。
こちらのフォームから資料請求すると申込書を郵送してくれます。
また、オンラインにもPDFフォームが乗っているので、それを印刷して自分で郵送しても良いです。
記入事項は、
・氏名
・住所
・三菱UFJ銀行の口座情報
・取引目的
・アメリカでの勤務先情報
等々です。
共同名義人は共同名義人用のフォームに同様の情報を記入します。この時点では米国内の個人の住所は聞かれないので、米国内住所が未定の場合でも申し込めるのが良いですね(・∀・)
共同名義人用のフォームには右上に「共同名義人用」と記載されているので、間違えないように記入します。
ちなみに専業主婦で旦那に帯同するおだちゃんは、日本での勤務先住所もアメリカでの勤務先住所(または学校の住所)もありません。なのでこちらは空欄で提出しましたが、問題なく開設できました。
また、フォームは、三菱UFJ銀行用と、ユニオンバンク郵送用の二点があり、一人あたり計7枚程度の書類を記入する必要があります。双方のフォームで同じような内容を聞かれていますが、それぞれきちんと答えましょう。
郵送時には本人確認書類を添付する必要があります。
本人確認書類は有効期限内の書類を2点郵送する必要があります。(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)詳細は、申込書の始めに記載されているので、ご参照ください(*^_^*)
申し込み後のフロー
以下がおだちゃんの申し込みから各種資料受け取りまでの流れです
大体申込書の郵送から1か月と少しですべての書類が届きました。
デビットカードのPIN情報とデビットカード本体がポスト投函で届いたのはちょっとびっくりしました。盗まれたりしたら危なくないか(;´・ω・)
注意点
口座が開設された後は、90日以内に入金をする必要があります。
(カリフォルニアアカウント・プログラムの場合は60日以内)
入金が確認できない場合は口座が解約されてしまいます。
せっかく頑張って開設したのに閉じられてしまってはたまったものではないので、入金は早めにした方が良いと思います。
また、開設して入金後も、一定金額以上の取引が無い場合は口座維持手数料が取られるため要注意です。口座維持手数料に関する詳細は以下の通りです。
残高明細をオンラインで、受け取る場合8米ドル/月、残高明細を郵送で受け取る場合10米ドル/月となります。残高証明書と共に小切手の画像の郵送をご希望の場合、3米ドル/月の追加手数料が発生します。ただし、各月残高明細書対象期間中、以下のいずれかの場合、口座維持手数料は無料となります。
◎毎月、口座に一回の入金が250米ドル以上の給与振込(direct deposit)を設定◎月間平均残高が1,500米ドル以上◎他の関連預金口座(*2)との合計月間残高が5,000米ドル以上パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム : お手続方法・申込フロー | 三菱UFJ銀行
お給料の振込先に設定するか、常に1,500米ドル以上入金しておくかすれば口座維持手数料がかかるのを避けられそうです。
渡米後の手続き
渡米後の手続きについては、約款とともに丁寧に説明が書かれた紙と必要な書類一式がまとまった形で郵送されてきます。
小切手帳の申し込み
渡米後、ジャパニーズカスタマーサービスユニットにお電話すると、米国内の住所あてに小切手を送ってもらえます。初回の小切手発行は無料で行えるようです。
大きな買い物をする際など小切手が必要になる場面もありますが、基本的にデビットカードで事足りるので、おだちゃんたちは渡米後も小切手の申し込みはしませんでした。
W-9の提出
ソーシャルセキュリティー番号(SSN/社会保障番号)を取得した場合は、W-9フォームというのを提出しなくてはなりません。
このフォームはIRS(米国内国歳入庁)の規定に従っているもので、IRSが個人の身分や納税状況などを把握するために提出するものになります。提出先はアメリカにあるユニオンバンクのジャパニーズカスタマーサービスユニットになります。
ちなみに我が旦那もおだちゃんもソーシャルセキュリティー番号を持っていないので、こちらの書類は提出していません。
※追記:その後旦那もおだちゃんもSSNをゲットしたので、その時点で書類を提出しました。
住所変更届
こちらはアメリカ国内での住所が決まったら、提出する書類になります。
登録住所には二種類あり、Physical address(物理的な住所)、とMailing address(郵送先住所)があります。
口座開設時は三菱UFJ銀行に紐づいた日本の住所を使用して口座開設をしますので、これらは元々両方とも日本の住所になっています。渡米後は届け出住所をアメリカ国内の住所に変更する手続きが必要になります。
ただし、ユニオンバンクのジャパニーズカスタマーサービスユニットに問い合わせたところ、「Physical addressについては、SSN(社会保障番号)を取得していないと米国内住所に変更することはできない」、とのことでした。
そのため、SSNを持っていない場合は、Mailing addressのみ変更することとなります。これは銀行取引証明書などの銀行からの通知が届く住所となります。
Mailing addressの変更は電話や支店でも受け付けてくれるので、米国内住所が決まったら早めに手続きするのが良いと思います(*´ω`)
デビットカードの有効化
デビットカードとPINコードは事前に日本に郵送してもらえますが、有効化(アクティベート)するまでは使えません。
届いたデビットカードには以下のように書かれたシールが貼られています。
「TO ACTIVATE YOUR CARD:
Use your card with your PIN to make an ATM withdrawal or call *****」
「カードをアクティベートするためには:
ATMでお金を引き下ろすのにカードとPINを使う、または*****に電話してください」
なので、事前に指定の電話番号に電話してアクティベートすることもできますし、渡米後に適当なATMでデビットカードを使ってお金を引き下ろしてもOKです。
おだちゃんたちはたまたま支店に行く機会があったので、窓口でついでにアクティベートしてもらいました。
窓口ではカードリーダーが設置されていて、そこにカードを差し込みPINパッドで事前に送られてきたPINを入力したらあっという間に有効化してもらえました。
その後街中のお店で使ってみましたが、普通にお買い物もできました(*‘∀‘)
まとめ
さて今回は日本に居ながらにして開設できちゃうアメリカの口座、ユニオンバンクの開設方法と注意点などについてお話しました。
ご夫婦で長期間いかれるのであれば、パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラムで共同名義口座を開設するのが一番かな、と思います。
米国内の住所がなくても、勤務先や学校の住所がわかっていれば申し込めるので、とても便利だと思います。渡航先に銀行口座があり、デビットカードが使える状態で渡米できる、というのはとても安心感があると思います。
渡米の予定がある程度決まったら、早めに申し込みましょう!
※追記
2021年9月21日にユニオンバンクの三菱UFJ銀行からU.S.Bankへの買収が発表されました。
実際の買収は2022年6月ころまでのようです。
今のところこちらのプログラムへの影響は不明ですが、今後の情報に念のため注意しておくと良いと思います。
U.S.Bankは150年の歴史のある、アメリカで5番目に大きな銀行であり、デジタル分野に強いようなので、買収による更なるサービスの拡充も期待されています。
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