外国送金の検討④~三菱UFJグローバルダイレクト申込~
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
今回は海外送金にあたっての日本の銀行口座利用についてお話したいと思います。
おだちゃん家では結論として、
①日本にいる間:セントラル短資FXで外貨へ両替→プレスティア銀行→ユニオンバンク
の三本立てで基本的に送金することとしました。
銀行を利用した外国送金について
まず銀行を利用して円普通口座から外貨に両替して外国送金を行う場合、以下の手数料がかかります。
- 外国送金手数料(2500円~8500円)
- 関係(中継)銀行手数料($10~$50程度)
- 受け取り銀行手数料($15程度)
- 為替手数料($1あたり0.25~1円)
※三大銀行(三菱UFJ、みずほ、三井住友)の場合
おだちゃんが日本にいる間に利用した、セントラル短資FXで外貨へ両替→プレスティア銀行→ユニオンバンクというルートよりはどうしても高くなってしまいます。
しかし日本の多くのFX会社が海外からの利用を制限しており、アメリカ国内の法律でも米国居住者が米国外のFX会社を利用することを禁じていることを考えると、渡米後は銀行を利用した送金に頼らざるを得ません。
(過去記事で詳しく解説しているので良ければご参照ください(*^_^*))
そこで、おだちゃんは渡米後は三菱UFJ銀行→ユニオンバンクというルートでの送金を選択することとしました。
なぜ三菱UFJ銀行なのか
ユニオンバンクとの連携で特典がある
三菱UFJ銀行は海外口座ご紹介サービスを提供しており、日本にいながらにしてアメリカで口座を開設することができます。
(詳しくはこちらをご参照ください)
このサービスの特典として、三菱UFJ銀行からの外国送金の場合、本来ユニオンバンクでかかる受け取り銀行手数料($15)が無料となります。
三菱UFJダイレクト(ネットバンキング)の為替手数料が安い
また、三菱UFJ銀行では三菱UFJダイレクトというネットバンキングを利用すると、為替手数料が$1あたり25銭と三大銀行の中では最安水準で送金することが可能となっているのです。
以下に三大バンクとプレスティアの手数料を比較します。
三菱UFJ銀行 | みずほ | 三井住友 | プレスティア | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
手数料 | 三菱UFJダイレクト(ネッバンキング) | 窓口 | 窓口のみ | インターネット・モバイル | 店頭・電話 | インターネット・モバイル | 店頭・電話 |
為替手数料(片道) | 0.25 | 1 | 1 | 0.5 | 1 | 1 | 1 |
送金手数料(※1) | 3000 | 7500 | 8500 | 3000 | 7500 | 0 | 0 |
受け取り銀行手数料(※2) | 0 | 0 | 15 | 15 | 15 | 15 | 15 |
振込限度額 | 一回当たり100万円、一日あたり200万円、1か月あたり500万円まで | 限度額なし | 情報なし(限度なし?) | 一日当たり300万円、1か月あたり500万円まで | 限度額なし | 1回あたり500万円まで、一日2回まで | 情報なし(限度なし?) |
(2021年9月時点) ※1円普通預金からの送金の場合
※1海外他行あての手数料
※2ユニオンバンクの場合
※3海外大学院留学サポートプログラム利用
上の表でわかる通り、三菱UFJダイレクトが為替手数料が最も安価、かつ受け取り銀行手数料無料なのでお得に送金できそうです。
そこで、百万円単位で送金を行った場合に、受け取れる米ドルを比較してみましょう。
【TTSレート$1=110円の時に受け取れる米ドル($)(外国送金手数料差し引き済)】
三菱UFJ銀行 | みずほ | 三井住友 | プレスティア | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
送金金額(万円) | 三菱UFJダイレクト(ネッバンキング) | 窓口 | 窓口のみ | インターネット・モバイル | 店頭・電話 | インターネット・モバイル | 店頭・電話 |
100 | 9043 | 8941 | 8917 | 9008 | 8926 | 8994 | 8994 |
200 | 18086 | 17950 | 17926 | 18057 | 17935 | 18003 | 18003 |
300 | 27129 | 26959 | 26935 | 27107 | 26944 | 27012 | 27012 |
400 | 36172 | 35968 | 35944 | 36157 | 35953 | 36021 | 36021 |
500 | 45215 | 44977 | 44953 | 45207 | 44962 | 45030 | 45030 |
(2021年9月時点)
※計算方法:(送金金額ー送金手数料)/(110+為替手数料)-受け取り銀行手数料
※送金限度額がある場合は、複数回に分けて送金(例:送金限度額100万円で送金
手数料3,000円の時、200万円送金する場合は送金手数料が2倍の6,000円となる。)
※ここからさらにすべての銀行において関係銀行手数料が引かれる ※小数点四捨五入
やはり三菱UFJダイレクトが受け取れる米ドルが一番多いという結果になっています。受け取れる外貨が最も少なくなってしまうみずほ銀行で送金を行った場合、送金金額100万円で125ドル、500万円で370ドルほど受け取れる外貨が減ってしまいます。そもそもみずほ銀行の場合、米ドルの送金が窓口でしかできない(みずほHP)ので、渡米後の送金方法の候補からは外れるかと思います。
グローバルダイレクトとは
三菱UFJダイレクトとグローバルダイレクトの違い
三菱UFJダイレクトとグローバルダイレクトの違い三菱UFJ銀行では、ネットバンキングのサービスとしてもともと「三菱UFJダイレクト」というサービスが提供されています。「グローバルダイレクト」というのは三菱UFJダイレクトに海外からの利用をサポートする機能を追加するオプションサービスのことです。利用料が一月あたり300円かかります。direct.bk.mufg.jpグローバルダイレクトに申し込まなくても、三菱UFJダイレクトのみで海外からの利用は可能です。
三菱UFJダイレクトのインターネットバンキングは海外から利用できますか?
ただし、ワンタイムパスワード(スマートフォンアプリ)については、日本国内での利用に限定されているので、海外で機種変更した際や、アップデートがあった際に利用できなくなってしまう可能性があるようです。ワンタイムパスワードとはインターネットバンキングで振り込みなどの操作をする際に必要となる、一度きりのパスワードです。アプリでできるタイプとカードタイプがあります。日本国内ではアプリが便利ですが、これが海外利用になるとサポートされなくなるようです。
海外でワンタイムパスワード(スマートフォンアプリまたはカード)は利用できますか?
三菱のHPには、海外で利用する場合は、ワンタイムパスワードをアプリ版からカードに切り替えるように案内があります。
海外でワンタイムパスワード(スマートフォンアプリまたはカード)は利用できますか?
<中略>
ワンタイムパスワードについて
グローバルダイレクトの利点
500万円までの外国送金が登録不要で可能
グローバルダイレクトの利点の一つは登録のない送金先への外国送金依頼ができる!という点です。
しかも1ヵ月あたり500万円相当額以下というしばりのみ適用されるのです。通常三菱UFJダイレクトのみだと、事前に外国送金先の登録をしなくては、外国送金を行えません。
また、一回あたりの送金限度額が100万円相当額未満までとなります。更に一日当たり200万円、一か月あたり500万円までという制限があります。
100万円相当額以下の少額の送金であれば、三菱UFJダイレクトのみでも良いかと思いますが、おだちゃんたちは、なるべく送金回数を少なくしたかったため、必然的に100万円相当額以上のドルを送金することになりそうだったので、グローバルダイレクトへ申し込みました。
ワンタイムパスワードカードの海外郵送
前述のとおり、海外で三菱UFJのインターネットバンキングを利用する場合は、ワンタイムパスワードカードが必要となります。ワンタイムパスワードカードはクレジットカードくらいの小さなカード状の電卓みたいな見た目をしたカードです。
このワンタイムパスワードカードは内臓電池で動いているため、時間とともに電池が消耗されてしまいます。電池が切れた場合、通常は国内住所にしか新しいワンタイムパスワードカードが郵送できません。しかしグローバルダイレクトに申し込んでおくと、海外の住所にもカードを郵送してくれます。ワンタイムパスワードカードでしか海外では取引できないため、万が一の電池切れに備えてもグローバルダイレクトに申し込んでおくのが良いかと思います。
グローバルダイレクトの申し込み方法
グローバルダイレクトの申し込み方法申込の手順については、三菱UFJのHPに記載されているので、確認してみてくださいね。
注意点としては、日本にいる間にしか申し込みはできないので、必ず渡航前に申し込みを完了しておく必要があります。
概要は以下の通りです。
①三菱UFJダイレクトの申し込み
まず初めに三菱UFJ銀行のインターネットバンキングサービスである、三菱UFJダイレクトのサービス利用申し込みをする必要があります。これは三菱UFJ銀行に口座をお持ちの方であれば、すでにサービスの利用申し込みを済ましている方が多いかと思いますので、その場合はこのステップは省略できます。
②ワンタイムパスワードカードの利用申し込み
すでに三菱UFJダイレクトを利用されている方で、スマートフォンアプリ版のワンタイムパスワードを利用している場合は、カードタイプへの切り替えが必要となります。三菱UFJダイレクトを初めて申し込む場合は、はじめからカードタイプでワンタイムパスワードを申し込むと良いです。
③グローバルダイレクトの申し込み
これは三菱UFJ銀行の窓口で行う必要があります。
窓口に以下の書類を持参し、申込書と一緒に提出する必要があります。
- 届出印
- 本人確認書類として有効期限内のパスポート
- 海外へ渡航する証明として海外赴任証明または海外の大学等への留学が確認できる書類
おだちゃん家は大学の証明として、入学許可証のコピーを持参しました。ちなみに窓口での手続きについて、問い合わせたところ、あらかじめ予約してから来てください、とのことだったので、下記のサイトで最寄りの店舗の予約をとってから行きました。https://www.bk.mufg.jp/soudan/raiten/index.html
申込が完了すると、申込時に申込書に記入した渡航日からグローバルダイレクトのサービスが利用できるようになります。
また渡航日数日前から、登録住所が海外の住所に変更されます。これは三菱UFJダイレクトにログインすると確認できます。
グローバルダイレクトの感想
おだちゃん家では、一旦当面必要なお金を
①日本にいる間:セントラル短資FXで外貨へ両替→プレスティア銀行→ユニオンバンクの方法で送ってしまったので、今のところグローバルダイレクトでの送金はしていません。もう少ししてアメリカにある資金が足りなくなってきたら、三菱UFJ銀行から海外送金をすると思うので、その際に感想を追記しますね!
まとめ
さて、今回はアメリカに渡航してからの海外送金方法として利用する予定の、三菱UFJ銀行のグローバルダイレクトサービスについてお話しました。送金方法はいくつか持っておくと安心だと思うので、三菱をご利用であれば、日本にいる間に申し込んでおくと良いと思います。(※渡航後は申し込めません)
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