カリフォルニアの運転免許を取ろう!①~筆記試験対策と仮免許取得~
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
さて今回は、超車社会ロサンゼルスを生き抜くための必需品!
カリフォルニアの運転免許の取得方法についてお話したいと思います。
カリフォルニア州の運転免許取得の流れ
カリフォルニア州では、日本の運転免許を持っていても手続きが免除されるわけではなく、現地の方と同様の手順で一から運転免許を取得する必要があります。
まずは必要書類を集めてDMV※(車両管理局)にて申請手続きをし、手続き当日に筆記試験まで受験します。
無事に筆記試験に通ると、仮免許(Instruction Permit)が発行され、カリフォルニア運転免許取得者の同乗のもと運転ができるようになります。ここで日本の運転免許を持っていると仮免許だけで一人で運転しても大丈夫になります。
次は予約の上実技試験(Behind-the-wheel test)を受け、合格すると晴れて免許取得となります。
合格直後はtemporary licenseという本当の免許証が届くまでの仮の免許証が当日に発行されます。免許証は合格してしばらくすると自宅宛てに郵送されるので、それまではtemporary licenseが免許証の代わりとなります。
※DMVとはカリフォルニア州車両管理局のことで、運転免許証の発行や車両登録などを管轄する機関のことです。日本で言えば運転免許センター+警察署の一部機能を持っている感じですね。カリフォルニア中にオフィスがあるので、ご都合の良いオフィスに行ってみてくださいね(*‘∀‘)
必要書類
まず免許取得には以下の書類が必要となります。
パスポート、VISA、DS-2019/I-20
これらの書類は渡米時点で取得していると思うので、VISAのついたパスポートをそのまま持参すればOKです。
DS-2019/I-20はおだちゃんは見せろとは言われませんでしたが、一応持っていくと安心だと思います。
I-94
これはアメリカ合衆国税関・国境警備局の管理している、外国人のアメリカの出入国記録のことです。
以下のI-94公式サイトに氏名やパスポート番号等を入力すると見ることができます。
住所証明2点
カリフォルニアに住所があることを証明する書類を2点用意する必要があるのですが、これを揃えるのが結構大変です。
住居の契約書、銀行の取引明細書、車両登録証、保険証書、公共料金の請求書、政府機関などからの手紙などが使えます。ところが、特に帯同妻の場合、夫名義で契約していることがほとんどだと思うので、なかなか揃えにくい部分があります。
また、これらの書類は住所と氏名が明記されているものでなくてはなりません。
カリフォルニアで免許を取る予定がある帯同妻の方は、上記書類をご主人と共同名義にしておくと書類が揃えやすくなると思います。
詳細な住所証明の書類の要件は下記のカリフォルニアDMV(カリフォルニア州車両管理局)のサイトに記載されているので、見てみてくださいね(*‘∀‘)
https://www.dmv.ca.gov/portal/file/residency-documents-list-pdf/
おだちゃんは、共同名義にしている銀行口座の取引明細書と、労働許可申請を出したUSCIS(アメリカ合衆国市民権・移民局)から来た受付完了の通知を利用しました。
後者の書類はちょっと特殊ですが、普通に受理されました。
筆記試験対策
さて、必要書類が用意できたら、早速筆記試験の準備をします!
筆記試験は様々な言語で受けられるようになっており、もちろん日本語でも受験可能です。
文章問題が36問、標識問題が12問あります。3択式で、6問まで間違えても大丈夫です(*´▽`*)
日本の交通ルールと異なる部分もあるので、事前にしっかり勉強することが大事だと思います。
おだちゃんはこちらのサイト様の練習問題集を使わせていただきました↓
http://www.ristadrivingschool.com/practicetest/
こちらのサイト様の問題をしっかり勉強していたらばっちりだと思います!
おだちゃんは全問正解、わが旦那も1問ミスで無事に合格できましたので°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°感謝(*- -)(*_ _)ペコリ
あとは、余裕があればDMVの出しているハンドブックをさらっと見ておくと良いと思います。
<英語版>
<日本語版>
申請方法
必要書類を準備し、筆記の対策もできたらいよいよ申請です!
オンラインで事前に申請を済ませておくと当日スムーズだと思いますが、オンライン申請しなくても当日DMVで手続きをすることも可能です。
オンライン申請する場合
こちら↓のカリフォルニアDMVのサイトから申請を開始できます。
アカウントが作成できたら、氏名、住所、身体情報などを聞かれるので、すべてに答えます。
以下が聞かれる情報です。
「Real ID」を付けますか、と聞かれますが、これについては後述します。
ここまで終えたら”Submit”をクリックして次に進みます。
次に進むと、「Real ID」の申請に必要な書類を事前にアップロードできますよ、という画面に案内されます。
「Real ID」を同時申請する場合は、事前に書類をアップロードしておくとよりスムーズだと思います。
事前に書類をアップロードしない場合はここでオンラインの手続きは完了です。
また「Real ID」を同時申請しない場合の画面はどうなるのかわからないのですが、おそらく一旦ここまで完了となるかと思います。
"Confirmation Code"が発行されるので、これをもってDMVに行けば受け付けてもらえます。
また、日本語版だと「今すぐDMVに行きなさい」的なメッセージが出てきますが、今すぐでなくても、準備できてから後日ゆっくり行っても大丈夫です。
更に、画面下部にある「make an appointment to save time」をクリックするとDMVへの訪問を事前に予約をすることも可能です。おだちゃんが見たときは2日後の午前中の時間帯から予約が可能でした!
「Real ID」用の書類を事前にアップロードする場合は、以下の要領でアップロードを行います。
Nextをクリックすると、書類アップロードシステムに移行するので、その後の指示に従います。
身分証明書1点と住居証明2点が必要となります。
前項で説明した運転免許申請に必要な書類と同じものになります。
書類をアップロードすると、はじめは”UPLOAD VERIFICATION"と表示され、書類内容の確認がシステム上で行われます。しばらくすると”PRE-APPROVED"と表示され、一旦承認されます。
また、アップロードした書類の種類によっては、”PENDING FOR MANUAL REVIEW”と「システムではなく人が確認します」、というメッセージが出てくる場合もあります。
最大5営業日かかります、と注釈が出てきますが、おだちゃんの場合は次の営業日にはオッケーが出て”PRE-APPROVED”のステータスになっていました。
さて、すべての書類が”PRE-APPROVED”のステータスになると、画面左下の”Submit documents to DMV"をクリックできるようになるので、クリックします。
そうすると、バーコードと確認番号の記載された画面に移動します。
こちらの紙を印刷して、アップロードした書類の原本とともにDMVに持参すると受付してもらえます。もちろん画面下部の「Schedule an appoinment」から事前にDMV訪問の予約をして行くことも可能です。
オンライン申請しない場合
オンライン申請しない場合でもDMVに直接行って手続きすることは可能です。
ただし、オンライン申請した場合よりも時間はかかると思うので、そのつもりで余裕をもって行った方が良いと思います。
オンライン申請する場合と同じく、必要な書類をすべてそろえてDMVに突撃します。
予約なしで並んで順番が来るまで待つ方法もありますが、ネットで事前に列に並べるシステム「Get in Line」を利用すると便利です。
Schedule an Appointment - California DMV
月・火・木・金は9AM~4PM、水は10AM~4PMまで受け付けていて、その時間内にアクセスすると、順番待ちの番号(Ticket#)が発行され、現在列の何番目なのかが表示されます。
また、電話番号を入力すると、その番号あてにTicket#(列番号)が記載されたSMSが届きます。
こちらのSMSに記載されたリンクを確認すると現在何人目まで進んだのかが確認できるので、自分の順番が近づいたらDMVに行きましょう。
ちなみにおだちゃんは水曜日の開始時間である10時になった瞬間に申し込んで列の7番目でした。自分の番号が実際に呼ばれたのは10:50頃でした。
番号が呼ばれると下記のようなSMSが携帯に届きます。
RealIDって何?免許証と違うの?
オンラインでもDMVでの申請でも、「Real ID」に関する項目がでてきます。
「Real ID」というのは、連邦政府基準の身分証明書のことで、2023年5月以降米国内線の搭乗時などに提示が求められます。
(元々州の運転免許証のみで、国内線の搭乗は可能です。2021年10月から従来の免許証のみでは無効となる予定でしたが、コロナの状況と踏まえ上記日付まで期限が延長されました。)
免許証の申請の際に、このReal IDの機能を免許証に付帯させることができるのです。
なので、しばらく米国に滞在し、2023年5月以降国内線に搭乗する予定のある方や、何らかの理由でReal IDが必要な方は一緒に申請してしまうと良いと思います。
ちなみにReal IDがついている運転免許証は免許証の右上に☆付きのくまさんのマークがつくようです。
筆記試験当日の流れ
さてここまで準備できたらいよいよDMV訪問です!
流れとしては
という感じです。
【1.受付】
オンライン申請している場合は、確認番号(Confirmation number)の記載された画面を印刷したものを(画面を見せるだけでも大丈夫だとは思いますが、一応印刷しておくと安心かと思います)、オンライン申請していない場合は、当日「Get in Line」で取得した列番号(Ticket#)を控えておきます。
おだちゃんはオンライン申請していたのですが、この確認番号(Confirmation number)だけで行けるとしらず、「Get in Line」のサービスでも列番号を取得してしまいました(;^_^A
当日受付のお姉さんに確認番号と列番号両方見せたら、「オンライン申請してるなら列番号はいらないのよ、この列番号は他の人に回すわね」、と言われました。
建物前の受付の前には長蛇の列ができていたので、やはり事前にオンライン申請、または当日列番号を取得するのが賢明かと思います。
入口のお姉さんに一通りの書類を確認され、Fから始まる順番待ちの番号がその場で新しく発行され、中で待つよう指示されます。
10分ほどで自分の番号が呼ばれたので、受付窓口に向かいます。
【2.窓口での手続き】
①書類の確認
②申請料金の支払い
38.88ドルでした、クレジットカードも受付してくれましたよ。
サイトには申請料金38ドルと記載されていますが、デビットまたはクレジットカードを利用すると2.3%手数料が取られるようです。この時点で領収書をもらいます。
③右親指の指紋採取
④視力検査
これは受付の後ろにあるアルファベットの書かれた視力検査表を、両目、片目ずつの順で左から読み上げる形式でした。結構適当( ´∀` )片目のとき自分の手で隠せって言われたし笑
⑤書類へサイン
おだちゃんは事前にオンライン申請していたので、直接窓口に行きましたが、事前申請していない場合は、設置されている端末にすべての情報をその場で入力する必要があるようです。
ここまで終えると、次は申請料金の領収書をもって写真を撮りに行くよう指示されます。
【3.写真撮影】
写真を撮る場所は結構オープンな感じで、ボードで背景が作られているのでその前に立つとカウンターにいる職員さんが写真を撮ってくれます。写真を撮る前に領収書の確認と再度指紋の確認が行われます。
この写真は仮免許(Permit)と実際の免許にも使われるので、当日はお化粧と髪型はバチバチに決めていきましょう!歯を見せて笑顔で写真を撮ってもオッケーです。ちなみにおだちゃんは微笑む程度にしておきました。
写真は一発撮りで変な顔してないかドキドキでしたが、普通の顔で映っていて安心しました。目をつぶったりしていたら取り直しがあると思いますが、「ぱーふぇくと!」と職員さんが言っていたので、そのまま一発撮りになりました。
写真を撮り終わると、撮った写真が印刷された紙が渡されます。
紙には「この写真レシートは運転免許の申請手続きが終わるまで保管しておきましょう。これはライセンスでも仮免許でもありません。」という注意が書かれています。
【4.筆記試験】
さて次は本日のメインイベント筆記試験です。
DMVの一角にパソコンが沢山並べられているスペースがあるので、そこで筆記試験を受けます。
オンライン申請していない場合の情報入力に使用した端末と同じものです。
選挙の投票所みたいな感じで、横の人との間にパーテーションが設置されていて、立ったままパソコンを操作して受験します。(もちろん足の悪い方用に座れる席も設置されていました)
パソコンには「申請する(application)」と「テストを受ける(take a knowledge test)」という感じで選択する画面があるので、「テストを受ける」の方を選択します。
そうすると右親指の指紋を確認する旨表示されるので、指紋採取機に親指を当てます。
続いて受験する言語を選ぶ画面に移動するので、日本語を選択します(もちろん英語でも、他の言語でもOK)
テストの受け方のビデオや説明画面が出てくるので、一通り確認したらいよいよテスト本番です。試験では3つまでわからない問題をスキップできます。
「文章問題」「標識問題」と選択できるようになっているので、まずは「文章問題」から受けます。もちろん「標識問題」から受けても良いと思います。
「文章問題」を解き終わると、「無事に合格しました!別の試験を受けますか?」的な画面が出てきます。別の試験ってなんや、と思っておだちゃんは「いいえ」を押して職員さんのところにいきました。そしたら、「あなた英語以外の言語で試験受けてるから「標識問題」も受けなきゃだめだよ」と言われました。どうやら英語で受かれば文章問題だけで良くて、それ以外の言語の場合は試験を二つ受けなくてはいけないようです。
慌ててパソコンに戻ったおだちゃん、再度「テストを受ける」を選択し、指紋の確認を行います。
すると中断したところの途中から再開できるようになっていました。
今度は「標識問題」だけ選択できる状態になっていたので、それを選択し、すべての問題を解き終えます。
すると「無事に合格しました!職員のところに行ってください」という画面になります。
【5.仮免許発行】
職員さんのところに行くと、運転試験の案内の紙とともに仮免許(Permit)をもらうことができます。
仮免許で運転する場合はカリフォルニアの運転免許を持っている人が隣に乗っている必要がある旨説明を受けます。
ただし、他国の免許を持っている場合、その免許を携帯すれば一人でも運転してよいとのこと。おだちゃんは日本の免許を持っているので、それを一緒に携帯すれば一人でも運転オッケーですv( ̄Д ̄)v
まとめ
さて今回はカリフォルニア運転免許取得にあたっての申請と筆記試験~仮免許発行までの手続きについてお話ししました。
次はいよいよ運転試験です!しっかり練習して臨みたいと思います!
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