Jビザの申請手続き~必要書類準備編③DS-160の記入~
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
さて今回は、アメリカのJビザの申請に必要なDS-160についてお話したいと思います。
DS-160とは
DS-160とはアメリカへのビザ申請の際に記入するビザ申請書のことです。
記入とは言っても、手書きではなく、すべてオンラインで入力していくフォームになります。
またDS-160は渡航する人の人数分作成する必要があります。おだちゃん家はおだちゃんと我が旦那の二人で渡航の予定なので、2人分作成しました。
項目がた~っくさんあって、記入にとっても時間がかかるので準備するのになかなか骨が折れました。
ただ、記入する内容は、氏名、連絡先などの個人情報や滞在先情報、学歴や渡航歴など簡単な内容なのでそこまで難しいものではありません。
ただし、すべて英語で記載されているので、少し戸惑われるかもしれません。記載はすべて英語ですが、日本語メニューを選ぶとカーソル合わせると日本語訳が表示されるようにすることができます。
以下の大使館のYoutubeの説明がとても分かりやすいので見ながら作成すると良いと思います
DS-160のアカウント作成
DS-160を記入するにあたり、申請用のアカウントを作成する必要があります。
オンラインDS-160申請ページにアクセスし、 必要項目の選択、記入をします。
①Select a location where you will be applying for this visa(ビザを申請する予定の場所)をはじめに選択
「Japan」だけで、「Naha」「Osaka/Fukuoka」「Tokyo/Sapporo」の3か所があるので、ご自身が申請する予定の場所を選んでください。
②コードの入力。文字列が表示されているのでその通りに入力をします。
③はじめての場合は、「Start an application」をクリック。
④「APPLICATION ID」の表示されるページに移行します。「APPLICATION ID」は後々必要になるので、しっかり控えておきましょう。
⑤再ログインする際の、秘密の質問およびその答えを選択します。おだちゃんは母の母の名前にしました。
これでアカウントの作成は完了です!
二回目以降は初めの画面で「RETRIEVE AN APPLICATION」をクリックし、「APPLICATION ID」と秘密の質問の答えを入力したら、前回保存したところから再開できます。
DS-160作成の際の注意点
DS-160は作成するのに結構時間がかかります。おだちゃんは見直しも含めて一時間半くらいかかりました。
一気に作成するのは難しいと思うので、こまめにセーブした方がいいと思います。
できれば次のページに行く前に毎回保存したほうがいいと思います。
おだちゃんは記入している最中に離席したりして、戻ったら「Session out」になっていてページを一から書き直さなければいけないことが何度かありました。
できれば一つのページは集中して書き上げて、離席する場合はセーブしてからすることをお勧めします。
また作成する際には、パスポートの情報、DS-2019の情報が必要になるので、記入の際は手元に準備しておきます。
DS-2019についてはこちら(↓)で説明しているので良ければご覧ください(*´▽`*)/
hikkoshi-odachan.hatenablog.com
DS-160に記載する内容の概要
DS-160には記入項目が沢山あるので、すべては説明しませんが、各セクションの概要とおだちゃんが「むむ?」と少し記入に戸惑った質問だけかいつまんで説明したいと思います。
【項目一覧】
- Personal, Address, Phone, and Passport/Travel Document Information
- Travel Information
- U.S. Contact Information
- Family Infomation
- Work/Education/Training Information
- Security and Background Information
〇Personal, Address, Phone, and Passport/Travel Document Information
これは名前、住所、電話番号、パスポートの情報などの基本的な情報をぽちぽち入力していきます。
・Other Names Used
これは他に使ったことのある名前はありますか、という意味ですが、結婚されている方などで旧姓などがあれば記入します。
・Telecode name used
なんのこっちゃ、と思ったのですが、国によっては名前を表す4桁の数字が割り当てられていることがあるらしく、それがあれば記載する、とのことです。日本にはこの制度はないので答えは「No」でオッケーです👌
・National Identification Number
身分登録番号。この番号が発行されている国であれば、その番号を記入するようですが、日本であれば「DOES NOT APPLY」で良いようです。ただ、おだちゃんはマイナンバーのことかと思って記入してしまったのですが、特に何も言われず無事にビザは発行されました。
・U.S. Social Security Number
米国社会保障番号。アメリカでこの番号を取得したことがあれば記入したらよいかと思いますが、おだちゃんは持ってなかったので「DOES NOT APPLY」です。
・U.S. Taxpayer ID Number
米国納税番号。アメリカで納税の経験があれば持っている番号ですが、おだちゃん家は「DOES NOT APPLY」です。
・Do you have a social media presence?
SNSやってますか?という質問です。インスタやフェイスブックなどのソーシャルメディアをやっている場合は記入します。SNSのアカウントの名前も聞かれるのですが、なんだかちょっと怖いですね(-_-;)過去に危ない発言とかしてないかチェックされるのでしょうか・・・・。おだちゃんは一応やっているSNSをすべて記載しました。
・Passport/Travel Document Number
旅券番号。旅券番号はパスポートの顔写真ページ右上に記載されている、英字2文字+数字7文字の番号です。
・Passport Book Number
パスポート冊子番号。日本のパスポートは2006年以降ICパスポートとなっており「Passport Book Number」が無いので、「DOES NOT APPLY」で大丈夫です。旅券番号とは違うので注意です。
〇Travel Information
渡航の予定や過去の渡米歴などを記載します。
・Have you made specific travel plans?
具体的な旅程を決めてますか?という質問です。決まっていなければ「No」でも大丈夫ですが、おだちゃんは大体のスケジュールを決めてあったので「YES」と答えました。
・Provide a complete itinerary for your travel to the U.S.
渡米の完全な旅程を教えてください、という質問です。ひとつ前の質問で「YES」と答えた場合は、この質問に答える必要があります。渡米予定日、米国出国予定日、滞在先住所などを記載します。「渡米予定日はともかく、二年後の帰国予定日はさすがにわからないだろ!」と思ったのですが、あくまで予定なので、考えられる範囲で大体の日付を記載すればオッケーです。滞在先住所もまだ具体的には決まっていなかったのですが、入寮予定の家族寮の住所を記載しました。(ビザ申請時点では入寮できるか決まっていなかったのですが。)ホテルなどの住所でも良いようです。
・Have you ever been in the U.S.?
直近5回の渡米歴を記入します。
米国本土およびハワイ、グアム、サイパンなどの米国諸島への渡航歴や米国領内の通過または乗り継ぎなどに関する情報もすべて入力します。
過去の渡米歴が不明な場合は、下記のI-94の公式ウェブサイトにアクセスして、姓名及びパスポート番号を入力すると、正確な日程を一覧で見ることができます。ちなみにI-94とはアメリカに出入国する外国人記録情報のことです。
【I-94から渡米歴を取得する方法】
〇U.S. Contact Information
アメリカでの連絡先。アメリカで連絡できる、人物や団体の名称、申請者との関係、住所などを記入します。おだちゃんたちは大学院の学生事務の方の連絡先を使わせていただきました。注釈には訪れる予定のお店などの情報でも良いと書いてあったので、訪れる予定のある場所(ホテルなど)のどれかを記入すれば良いと思いますし、「DO NOT KNOW」というオプションもあったので、もし本当に連絡先が無ければこちらを選択しても良いと思います。
〇Family Infomation
家族の情報。両親の姓名、生年月日、およびアメリカに滞在しているかを記入します。ほかに親族のだれかで、アメリカに滞在している人がいるかも記入します。
〇Work/Education/Training Information
現在および過去の勤務情報と職務の説明をします。また中等教育以上の教育(つまり中学校以上)を受けていればその学歴についても記載します。
中学・高校については、普通科であれば「Academic」と記載し、専門コース等であれば「Vocational」と記載します。
〇Security and Background Information
セキュリティ及び経歴に関する情報。逮捕や犯罪歴、薬物の中毒歴などの質問項目です。そうした経歴が無ければ、すべて「NO」で答えることになると思います。「アメリカに来て悪さしようとしてる??」的な質問もあるのですが、「YES」って答える人なんているのだろうか・・・。
写真のアップロード
さて、すべての内容を漏れなく記載して保存すると、次は写真のアップロード画面に移動します。
写真は600ピクセル×600ピクセル以上1200ピクセル×1200ピクセル以下のサイズで、白背景、眼鏡非着用の写真をデータで用意する必要があります。
写真撮影に関する詳細はこちら(↓)で詳しく説明しているので、見てみてくださいね(*´▽`*)/
hikkoshi-odachan.hatenablog.com
最終確認、署名、そして提出!
さて、無事すべての項目を記入し、写真をアップロードすると、レビュー画面に移動します。
提出する前に記載した内容を見直すことができるので、何か修正点や変更点があればこの段階でします。特に氏名やパスポート番号は間違いの無いようにしつこいくらい確認してくださいね!
特に問題が無さそうであれば、いよいよ提出です!
①「Did anyone assist you in filling out this application?」(「この申請書を作成するために誰かの援助を得ましたか?」)という質問に答えます。誰かにアドバイスをもらったかどうかではなく、誰かが代わりに入力したかを聞いているので、自分で作成していたら「NO」と答えます。
②続いてパスポート番号と表示されている番号を入力します。これを入力することで、入力した内容は自分の責任のもとにあります、と電子署名したことになります。
③「Sign and Submit」(「署名および提出」)をクリックして提出。
④提出完了の画面に移動するので、右下の「Next Confirmation」(「次項 確認」)をクリックします。
⑤DS-160の確認ページに移動するので、印刷またはEメールで送信します。この確認ページはビザ面接に必要になるので、必ず印刷しておきましょう。
家族分のDS-160作成
ご自身の分のDS-160を完成し、DS-160確認ページで「Email Confirmation」をクリックしてEメールでDS-160確認ページを送信すると、「Thank you」ページに移動します。
すると家族やグループのDS-160を作成するか選ぶオプションが表示されます。
それをクリックすると、一部の情報がコピーされた新たなDS-160申請書作成ページが作成されるので、少しだけ楽にページを作成することができます。ただし、コピーされる情報は、行先や住所などほんの一部の情報なので、自分で一から作成しても手間はたいして変わらないと思います。
まとめ
さて今回はDS-160について説明しました。
申請書の記入は結構時間がかかるので、余裕をもって作成しましょう!
またパスポートとDS-2019の情報は必要となるので、事前に準備しておきましょう!