LAで車買った話
こんにちは!留学帯同妻おだちゃんです!
さて今回はLAで購入した車の話をしたいと思います!
LAで車は必要??
LAは完全なる車社会です!徒歩や公共交通機関で出かけることも可能ですが、場所によっては治安が少し心配な面があります。また治安の良いエリアでも夜遅く女性一人で利用するのははばかられます。
何より車で移動する倍以上時間がかかってしまうのも難点です。
Uber/Lyftなどのサービスも併用すれば、車なしでも生活は可能ですが、やはりあった方が便利、というのが実際のところかと思います。
大抵のスーパーや商業施設には無料の駐車場が完備されているので、あまり駐車場の心配をする必要もありません。(場合によっては一定の額以上の購入や時間制限あり)
またカリフォルニアは広いので、車があれば気軽に小旅行もできます。
おだちゃんは渡米早々に車を購入しましたが、結果的にとてもよかったと思っています。
LAでの車の購入方法
LAで車をゲットするには、大きく分けて以下の四つの選択肢があるかと思います。
①ディーラーで新車を購入
まとまった資金があり、新車がいい!という方であればディーラーを訪れてみると良いと思います。
ロスは車を走らせているとあちこちにディーラーがあるので、好きなメーカーのディーラーを探すのはそこまで大変ではないかと思います。
アメリカは中古車の値段が下がりづらいので、新車で買って数年利用してから売っても日本ほど値段が下がりません。日本車は特に人気があるので、中古車の値段を見てびっくり(*_*)するくらいです。
日本車を新車で買って、数年後売る、という風にしてもコストパフォーマンスはそこまで悪くないかと思います。
②中古車を中古車販売業者から購入
ロサンゼルスには多くの中古車販売業者があります。
アメリカの会社であればCarmaxというチェーンが大手で有名です。
またロサンゼルスは日本人が沢山住んでいるので、日系の中古車販売業者も沢山あります。
DMV(カリフォルニア州車両管理局)の登録手続き、車の売買手続きなど英語で進めることに不安があるのであれば、こうした日系の販売業者を利用するのが良いと思います。
詳細は後述しますが、おだちゃんもエコドライブという日系の会社を利用しました。
主要な日系中古車販売業者を参考までにリストアップしておきます。
【ロス周辺の主要な日系中古車販売業者一覧】
〇Eco Drive Auto Sales& Leasing
新車・中古車販売業とリース業を行う業者さん。おだちゃんもお世話になっています。
トーランスとコスタメサに店舗があります。ハイブリッドカー(ほぼプリウス)を扱っています。
Eco Drive Auto Sales & Leasing | アメリカでハイブリッドカー・プリウスのことなら エコドライブ におまかせください
〇Guts Auto Exchange
ガーデナにある中古車販売業者。SUVが充実。
ロサンゼルスでクルマの事なら GUTS AUTO EXCHANGE にお任せください! - ロサンゼルスでクルマのことなら GUTS AUTO EXCHANGE
〇Guliver USA
全米に支店があり、他の支店からの在庫取り寄せなどもしてくれます。お値段は少し高いイメージ。
ロス周辺であれば、トーランスとアーバインに支店があります。
〇AB Auto Town
新車・中古車販売、リースを行う業者。
お店はトーランスにあります。
https://www.abautotown.com/ja/
通常車を購入すると、所有者の変更届を自分でDMVに登録しに行かなくてはいけないのですが、こうした中古車販売業者では登録手続きを代行してくれます。
渡米直後で右も左もわからない状況なので、こうした手続きを日本語で代行してもらえるのはとてもありがたいことだと思います。
③中古車を個人から購入
これは最も安価に済む方法になります。
ただし、車の状態のチェック、値段の交渉、DMVへの登録手続きなどすべて自分でやらなくてはいけないので、ハードルの高い方法かと思います。
個人売買はオンラインの掲示板などに募集がかかっていたりします。
日本人から購入したい、というのであれば、びびなびの掲示板を見てみるのが良いかと思います。
ちなみにびびなびは在住日本人向けのオンライン交流広場で、車の個人売買の他、物品の売買、タウンガイド、不動産情報、仲間探しなどなんてもできちゃうサイトです♪
https://losangeles.vivinavi.com/bsc/
④カーリースを利用
まとまった資金をはじめに用意するのが難しければ、カーリースを利用するのが現実的なオプションかと思います。
おだちゃんは当初、カーリースを検討していました。結局購入することにしたのですが、詳細は後述します。
通常クレジットヒストリーの無い外国人である我々はローンやリースを組むことが難しいのですが、日系のサービス店ではリースのサービスを提供してくれるお店があります。
おだちゃんがお世話になったエコドライブもその一つです。
いざ車の購入へ!
エコドライブに決めた理由
さて、下調べもそこそこに、おだちゃん家では結局車を購入することに決めました。
はじめはカーリースが良かったのですが、車が手に入るまで1か月程度待たなくてはいけない、と言われ一刻も早く車が欲しかったおだちゃんたちは購入することにしたのです。
⇒いくつか候補はあったのですが、広いアメリカの移動にはエコカーの方がランニングコストが安くなるだろう、ということでハイブリッドカーを扱うエコドライブからの購入を決めました。
⇒エコドライブは我が旦那の留学の先輩方も利用していて、口コミもあったので安心感があったのも選択した理由の一つです。
⇒また、車を購入後、売却する際には買取価格保証がついているのも魅力の一つです。購入後2年以内の売却で、購入価格の50%の金額で買い取っていただくことができます。
月々300ドルくらいでリースをした場合、2年間で7200ドル程度かかってしまうので、14,000ドル程度までの車を購入するのとあまり値段が変わらず車を所有できるので良いかと思います。
⇒更にエコドライブの良いところ。それは事前にネットに掲載されている車を見て、日本から購入の相談ができるのです。
おだちゃんたちが見ていたのは渡米1週間前。たまたまエコカータイプのレクサスが出ていたので、旦那のスピーディ判断で即購入を決めました。
こういうときおだちゃんは慎重になりすぎて、ちょっとひよってしまうので、「これでいこう!」と我が旦那が即決してくれたのはありがたかったです。
購入を決めた車の詳細
車種:レクサスCT200h
年式:2013
走行距離:124,403マイル(約20万キロ!やばいね!)
車体値段(税、手続料抜):$11,850
支払価格(税、手数料込):$13,390.35※DMVへの登録費用や代行手続き費用込みです
車購入の手順(日本から交渉~渡米)
①CARFAX記録の確認(日本から)
十中八九こちらのレクサスちゃんで決定だったのですが、念のためCARFAXの記録を見せてもらいます。
CARFAXというのは、車固有のVINナンバーというのを入力すると、その自動車のメンテナンスや事故の履歴、オーナー歴などをすべて見れるサービスのことなのです。アメリカの車の売買の際にはかなり重宝するサービスかと思います。
今回購入を決めたレクサスちゃんは無事故、ワンオーナー、個人利用の車輛だったので、なかなかの良い状態そうです。市場価格の目安も出ています。この価格よりも安価で販売されていたので、そこまで割は悪くない買い物かと思います。
なんだよこの狐って思うんですが、CARFAXのイメージキャラのようです。
マジで可愛くないですね笑
ちなみに走行距離は124,403マイル・・・約20万キロちょい!
やばいですね!日本だったら完全に廃車レベルの車が120万円とかで取引されてる正気の沙汰ではない世界です!
②デポジット支払い(日本から)
車は購入日までは、デポジットを支払いキープしていただきます。現物を見て購入をキャンセルすることもできますが、その場合デポジットは返ってきません。デポジットはちょうど$300でした。購入を決定する場合はデポジットは購入代金に充当されます。購入までにキープしていただく期間が長くなるほどデポジットは高くなるかと思います。
先方には渡米の翌日に車を取りに行く旨伝えました。
③自動車保険の見積もり・契約(日本から)
※保険についての詳細は後述するので、よければ見てみてください
車が手に入っても、自動車保険が無くては車に乗ることはできません。
エコドライブでは、自動車保険の紹介もしてもらえます。
なので購入の相談を進めながら、自動車保険の見積もりも併せてしていただきました。
日本の免許証を送り、東京海上日動のアメリカ支社の方と連絡を取っていただきながら内容を決めます。すべて日本から日本語で進められるのが本当にありがたかったです。
また日系の保険会社なので、日本のゴールド免許を送ったところ、"Good Driver Discount"を適用していただき、20%割引にしていただきました。
それでも年間保険料は$1,775(約20万円)とめちゃ高ですが・・!カリフォルニアは特に保険料が高いみたいです・・・(´;ω;`)
保険の手続きは自動車の引き取りの日を開始日として進めていただきます。
④車の引き取り(渡米後)
通常は送迎サービスや配車サービスなども行っているようなのですが、当時はコロナの影響でタクシー等で店舗まで行き、その代金を返金してくれるシステムとなっていました。
店舗はメンテナンス工場兼事務所の少し味気ない感じの建物でした。
担当の方もアメリカ生活長い日本人特有のフレンドリーさと、いい意味でのゆるさが入り混じったような方でお話しやすかったです。
車の状態を見せていただきますが、こちとら素人なので、「古いわりに思ったよりボディがきれいだな」、くらいしか分かりません。・・・が!長年こちらで日本人相手に商売なさっているお店です。諸先輩方もおすすめしているお店です。
なので信頼して契約を進めます!
契約時の注意として、ご夫婦で行かれる場合は、車輛は共同購入にして、DMVの登録手続きの際の所有者も夫婦両名の名前を記載しておくと後々便利かと思います。
店舗では以下のようなDMVに提出する登録手続き書類を記入するよう指示されます。
ここのSection2にある"Owner Information"のところに、”Owner"のところは我が旦那の名前、二行目の"Co-owner"のところにおだちゃんの名前を記入します。
ここで”AND"か”OR"を選択するのですが、担当の方曰く”OR"を選択するのが良いそうです。
そうしておくと、共同所有者になり、かつ売り払う時も我が旦那かおだちゃんどちらかが居れば売ることができるそうです。
これを”AND"にしてしまうと、共同所有者全員が居ないと手続きが進められないそうです。
ちなみになぜ夫婦の共同所有にしておいた方が良いかと言うと、売るときにどちらかが居れば手続きできるので、最後柔軟に対応できることに加え、運転免許の取得の際などに必要となる住所証明書類として、車の登録証が利用できるからです。
さて、契約書にも一通り目を通してサインをし、DMVへの登録手続き書類への記入、更に自動車保険の契約書類にサインをしたら晴れて購入完了です。
嬉し恥ずかし、アメリカでの初マイカーレクサスちゃんです。20万キロ走ってきた猛者とはいえ、ボディは割とピカピカできれいです!前のオーナーさん大切に使ってきたのでしょうな。
あと顔がかわいいね(*´▽`*)(おだちゃんは車の顔観察が好きです笑)
後に「もんちゃん」という名前で我が家界隈で親しまれることになります。
⑤初運転
さて、無事にマイカーをゲットしたわけですが、今度はこれをマイホームに連れて帰らなくてはいけないわけです。
そこで我が旦那、左ハンドル運転に初挑戦です!
エコドライブのあるトーランスのあたりは、道も広く、交通量もそこまで多くないため、はじめの練習には最適でした。
小さい道で右側通行、左ハンドルの感覚に慣れ、担当の方に教えていただいた日系スーパーまで練習がてら出かけます。
旦那氏、思ったより早く慣れたようで、スーパーには無事に到着できました。
スーパーで必要物資を調達後は、いよいよおうちに帰ります。
家まではフリーウェイを使って30分弱です。
ドキドキの初フリーウェイですが、合流、車線変更も難なくこなし、無事に帰宅できました。
車が流れているときは割と流れに沿って行けばいいのですが、車が居ないところの方が、左右の間隔が狂うようで、車の少ない道路での右左折時に何度か逆車線に入りそうになっていました・・・(;´・ω・)
おだちゃんたちはぶっつけ本番でなんとか無事に帰ってきましたが、もし可能であれば、運転に慣れた方に一緒に来てもらって、家まで運転してもらうのが安全かと思います。
⑥アフターフォロー
エコドライブはアフターフォローも結構しっかりしています。
購入した人には2年保証が付帯していて、エンジン機構やブレーキ機構の修理などを無料でしてくれます。
何かあった時に気軽に日本語で相談できる、というのも後々とても助かっています。
おだちゃん家では、購入後何度か相談の電話をさせてもらっています。
そのたびに丁寧に対応していただいて助かっています。ただ、おだちゃん家から車で30分と少し遠いのと、緊急性を要する事態でない場合はメンテナンスが結構混んでいて予約が取りづらいのがたまにキズです。
おまけ:アメリカでの自動車保険について
アメリカでは州ごとに最低限カバーしなくてはいけない金額を定めており、これをカバーできる保険に絶対に加入しなくてはいけません。(強制保険(Liability))
ちなみにカリフォルニアでは以下のように定められています。
・Bodily Injury Liability(対人ライアビリティ)対人一人$15,000、一事故$30,000
・Property Damage Liability(対物ライアビリティ)$5,000
これは前述したように最低限のラインです。
普通に考えて、医療費バカ高王国アメリカで、他人にケガさせて医療費が$15,000で事足りる訳がありません。
なので、通常は任意でもっと補償額の大きな保険に入ります。
日本で自動車保険に入る場合、補償額無制限の保険などに入るかと思います。
が、アメリカの自動車保険には補償額無制限のプランというのがありません。
そこで、アメリカでは、自動車保険に加えてアンブレラ保険というものに加入するのが一般的です。
アンブレラ保険では、自動車保険の補償範囲を超えた部分を補填してくれる保険で、自動車だけではなく、家屋保険と一緒になっています。
自動車と家屋を一括でまとめて補償してくれることからアンブレラ保険と呼ばれます。
アンブレラ保険自体は年間で$100~400程度なので、入っておくのが無難かと思います。ただそれでも無制限補償のプランというのはなく、100万ドル(1億円程度)の補償がプラスされるものになります。
アンブレラ保険は単体で入れるものではなく、元となる自動車保険およびレンターズ保険に加入した上で追加で加入できるものになります。
今回自動車保険の検討にあたり、先方からレンターズ保険(家屋保険)と合わせて提案がありました。
ただおだちゃんは、日本にいる間にJALの提供している海外赴任者総合保障制度で類似した保険に入っていたので、今回の自動車保険契約時にはご遠慮しました。
このJALの保険についてはまた別記事で保険の話などをする際に詳しく解説します。
あと余談ですが、万が一事故になってしまった場合は、こちらの保険の補償内容を先方に伝えてはいけないようです。
というのも、こちらの補償額が先方にわかってしますと、補償金いっぱいいっぱいまで請求されてしまう可能性があるからです。また事故を起こしてしまった場合は、「過失を認めてはいけない」「保険会社または警察以外の人と事故について相談してはいけない」と保険証券にかかれていました。
おだちゃん、車購入後しばらく経過してから事故にあってしまいました。
こうした前提知識は普段から頭に入れておくといざという時に役に立つと思います。
とはいっても、いざという時はてんぱってしまうのですが・・💦
その時の実際のお話がこちらです(↓)
hikkoshi-odachan.hatenablog.com
まとめ
さて今回はおだちゃんの車購入よもやま話をさせていただきました。
購入するか、リースにするか、いろいろオプションもあると思います。またそもそも車が必要か、資金が用意できるか、という問題も各ケースで異なると思います。
なので一概には言えませんが、おだちゃんとしては、幸いにも早めに車を購入できてよかったと思っています。
ブログのマスコットキャラクター「おだパンダ」のスタンプです↑
よろしければ使ってみてくださいね。